みかん小説
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"雪道を走る父の約束" 第4話

緑のランプ

福島県に入ると、端のが目つようになった。を越え、あいのへ入るにつれ、気温もがっていく。対向のトラックが、すれ違いざまにライトを度点滅させた。健造もヘッドライトを度返す。の先に凍った所がある、あるいは取り締まりを見かけた。そんならせを、運転たちはい図で伝えうことがあった。

運転席のには、さな緑のランプがつ並んでいる。健造は、庫で若い運転に尋ねられたことをいした。

「あのランプ、何のためについてるんですか」

「ろから見てるに、速度をらせるためだよ」

型トラックには、速度表示灯を取り付ける決まりがあった。る速さによって点く数が変わる。速キロ未満ならつ、キロ未満ならつ、キロ以ならつ。夜でくから見ても、トラックがどれくらいの速さでっているか分かるようにするためのものだ。

緑のランプは、をるやろからづくに、自分の速度をらせる。健造は、その仕組みをっていても、ランプの数を気にしながらることはなかった。速度はタコグラフにも記録され、会社へ戻れば確認される。だから、無茶をしていいわけではない。

夕方になると、ラジオの受信が悪くなった。のへ入るたび、音がざらつき、が途切れる。

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健造は音量をしげたり、アンテナの具を確かめたりした。けれど、聞こえない所では仕方がない。窓の内側は息で曇り始め、健造はぬぐいで何度も拭いた。

窓をしけると、たいが頬を打つ。ジャンパーの襟をてても、首元からが入ってくる。をくしても、元だけが温まり、や顔はえたままだった。

午を過ぎた頃、福島のをし抜けた国沿いに、るいドライブインが見えてきた。駐には、距トラックが何台も並んでいる。健造はウインカーをし、ゆっくり駐へ入った。

エンジンを切ると、静けさがに残った。っているは気にならなかったが、肩も腰も固くなっている。健造はドアをけてにた。たい空気を吸い込み、腕を伸ばす。空にはがかかり、がり始めていた。

ドライブインの窓から、ストーブの赤いが見える。噌汁の匂いが漂ってきた。健造は胸ポケットのお守りを確かめ、財布のの円玉を数えた。誠との約束どおり、へ話をするつもりだった。

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