みかん小説
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"義母が倒れたと伝えたら、義兄嫁は葬儀を楽しみにした" 第5話

休みの襲来と、勝な置きり

事件が起きたのは、息子の誠が学になったの休みでした。

農にとって、はのうちで最も過酷で忙しい季節です。 連続く猛暑の、野菜の収穫と荷は待ったなしで押し寄せてきます。

誠の休みの宿題を見たり、毎のお昼ごはんを用したりするだけでも杯でした。 そんなあるの朝、畑でナスを収穫していた私のスマートフォンが激しく鳴り響きました。

画面には、美さんの名が表示されていました。

「もしもし、美さん? こんな朝くからどうしたんですか?」 「あ、のぞみさん? 今ね、そっちに向かっているのよ」

話の向こうから、のロードノイズが聞こえてきました。 「……え? そっちに向かってるって、うちにですか?」

「そうよ。今から休みが終わるまで、うちの子どもたちを預かってちょうだい」

を疑うような言葉に、私のがピタリと止まりました。

「は……? 休みの、ずっとですか!? そんなの聞いていませんよ!」 「私ね、このからパートを始めたのよ。 休みは休むつもりだったんだけど、だからどうしてもてくれって言われてさ。 都会の学童保育はおがかかるし、もったいないじゃない? 農ならずっとにいるんだから、子どもの面倒くらい見られるでしょ」

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「ちょっと待ってください! 農はが番忙しいんです! にいるからって暇なわけじゃありません!」

私が必に抗議しても、美さんはでせせら笑いました。

「何言ってるのよ。畑で適当に遊ばせておけばいいじゃない。 誠君もいるんだから、見るのもに増えるのも同じでしょ。 あ、ルイとランの休みの宿題と自由研究も、が空いたときに全部見ておいてね! 田舎なんだから、虫捕りでもさせて適当にまとめさせればいいんだから。 お義母さんのボケ防止にもちょうどいいし、まさにウィンウィンでしょ!」

「美さん! 勝に決めないでください!」 私の叫び声を無して、美さんは方に通話を切ってしまいました。

畑からへ戻り、サトルと義母に事を話すと、義母はくため息をつきました。

「突然言われても困るけれど……ルイ君もランちゃんも、まだ学のさい子だよ。 親に追い返されて都会の部できりで留守番をさせられたら、事故でも遭いかねない。 ……受け入れてあげよう。私が面倒を見るから」

義母の優しさに甘え、私たちはを預かることにしました。

それから、玄関の引き戸がガラガラとき、「こんにちはー!」と元気な声が響きました。 姿を現したのは、きなリュックを背負った学のルイ君と、のランちゃんでした。

「いらっしゃい。……あれ? お母さんは?」 私が尋ねると、ルイ君があっけらかんと答えました。

「ママはね、の入りの端で僕たちをろして、でそのまま帰っちゃったよ」

玄関先にすらがらず、挨拶ひとつ残さず、子どもたちだけを端に捨て置くようにして逃げったのです。 親としての常識すら持ちわせていないそのに、私は底呆れ果てました。

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