"八年目のインタビュー" 第5話
斎藤が静にメモを取りながら言った。
「DNA鑑定をいます」
結果はに判した。
鑑定で渡辺と斎藤が固唾を呑む。
械のカチカチとした音が、緊張を増幅させる。
「…致しました」
女性骨のDNAは、違いなく純子だった。
沈黙。
正弘は何も言わない。
渡辺がく声をかける。
「さん、失踪ではなく、殺害されていました」
その瞬、正弘の表が崩れた。
「…俺じゃない…俺は…」
斎藤が鋭く返す。
「でも、事件当、あなたの携帯は庭で通話しています。物音も隣証言があります」
い空気が現を覆う。
鑑識が持ち帰った証拠品の理が始まる。
のには、にもさな属片や袋、古い縄の部が見つかった。
証拠は揃った。
正弘は警察署で取り調べを受けることになった。
取り調べ。
壁にかかる計の針が、ゆっくりとむ。
渡辺が静かに質問する。
「事件当の午、あなたは庭にいたのですか?」
正弘は目を伏せたまま、うなずく。
「銭問題で論になったんです。伯母が…勝に保険を受け取ろうとして…」
声が震える。
「その、どうなったのですか?」
「…殴った。がてしまったんです…」
正弘の声が震え、に響く。
「骨に残るほど…ですか?」
正弘は顔を覆い、嗚咽を漏らした。
取り調べは夜を跨いで続いた。
証拠と証言、そしてDNA。
逃げはなかった。
裁判は翌にかれた。
法廷内。
被告席に座る正弘。
弁護士は必に無罪を主張するが、証拠のに太刀打ちできない。
渡辺と斎藤は、法廷で証拠写真や記、通話記録を提した。
記の最の文、失踪の恐怖も証拠となる。
傍聴席には純子の親族が固唾をんで見守る。
裁判官が読みげる。
「被告、正弘は…」
内が息をむ。
「…殺及び遺体遺棄の罪により、罪と認定する」
その瞬、親族の肩が震える。
正義が証された瞬だった。
裁判。
の財産は裁判所の管理に置かれた。
百万円の件も清算され、健太には再発資として返還された。
正弘は刑務所に収監。
親族はいのから解放された。
渡辺と斎藤は、事件の解決に堵しながらも、静かに類を理する。
純子が残した記や証拠は、世に事件の警鐘として残ることになった。
第15章 静かな結末
は流れ、事件から。
健太は自備を経営し、庭も持っていた。
美は京で暮らし、純子のいを胸に、々を丁寧にきている。
渡辺と斎藤は、別の事件へ向かうために署をにする。
最に渡辺が呟く。
「の欲、恐怖、そして優しさ…すべてが、この事件に詰まっていた」
斎藤がさく頷く。
事件は終わった。
しかし、残された教訓はくに刻まれた。
純子の魂は、やっとらぎを得た。
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