"骨壷に眠る花嫁" 第5話
捜査官たちのに、失望の空気が流れ始めた。
その、30以の経験を持つ配の刑事が、ガレージの奥でを止めた。
彼は壁をじっと見つめていた。
壁はコンクリートブロックでできていた。きな属ラックのろに隠れるような形で、約1メートル方だけ、目のモルタルのがわずかに違っていた。
周囲よりもしるく、埃もない。
普通のなら見逃すような違いだった。
「ここを調べてください」
刑事は静かに言った。
法科学専が呼ばれ、モルタルの簡易分析がわれた。
結果はすぐにた。
その部分だけ、化学組成が違っていた。
から壊され、再び埋め直された能性がい。
捜査責任者は壁をけるよう命じた。
作業員がハンマーを持ち、印をつけた部分を叩き始めた。
数回の打撃の、コンクリートブロックの1つが割れた。破片がに落ち、壁の奥に暗い空洞が現れた。
その瞬、ガレージの空気が変わった。
法科学者が懐灯でを照らした。
のに、いくつかの物体の輪郭が浮かびがった。
それは6に封印された、さなの墓だった。
い防護を着た捜査員たちは、1点ずつ慎に取りした。
最初にてきたのは、女性用のハイヒールだった。
品なデザインで、コンクリートの隠し所にはあまりにも違いだった。
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の検査で、内側から微細な血痕が見つかり、そのDNAは田恵のものと致した。
次に取りされたのは、さなダイヤモンドのついた婚約指輪だった。
それを確認するため、恵の両親が呼ばれた。
母親はケース越しにその指輪を見た瞬、元を押さえた。
「恵の……指輪です」
弘が婚約のに娘へ贈ったものだった。
そして、最にてきたのは1枚の写真だった。
10センチ×15センチの、ごく普通のスナップ写真。
そこには、カフェに座って微笑む恵が写っていた。
その幸せそうな顔のに、青いボールペンで文字がかれていた。
の跡鑑定で、それは藤弘の字と確認された。
写真にはこうかれていた。
「彼女は準備ができていなかった。私もそうだった。私たちは永に融した」
それは単なる証拠ではなかった。
犯が自分自に向けて残した、歪んだ宣言のようだった。
ハイヒール、婚約指輪、写真。
それらが尋問のテーブルのに並べられた、弘の6の仮面は初めて崩れた。
叫び声も、号もなかった。
ただ、彼の顔から力が抜けていった。
成功した実業。
劇に見われた元婚約者。
その仮面の奥から、空虚で壊れた男の顔が現れた。
弘は約1、何も話さなかった。
ただテーブルのの品々を見つめていた。
やがて、彼はい声で話し始めた。
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弘の自に、悔はなかった。
彼は淡々と、まるでい過の事務処理を説するように、20157の夜を語り始めた。
結婚式の2、恵は彼に結婚を延期したいと打ちけた。
彼女は怖くなっていた。
仕事を辞めることにも、弘の管理な態度にも、を抱いていた。
「しがほしい」
恵はそう言ったという。
けれど弘にとって、それは拒絶だった。
彼のでは、結婚式も、庭も、恵の将来も、すでに自分の計画通りにむべきものだった。
恵が迷うことは、彼の支配を壊す為だった。
自分が描いた完璧な未来を否定する裏切りだった。
論は激しくなった。
弘は恵を責めた。
恵は泣きながら、自分の気持ちを伝えようとした。
だが、弘は聞かなかった。
やがてりに任せてをげた。
恵は倒れ、ガレージの作業台の角にを打った。
かなくなった。
弘はその瞬、自分が何をしたのか理解した。
しかし彼は、パニックにならなかった。
「堵した」
彼は尋問でそう言った。
捜査官たちは無言で彼を見つめた。
弘にとって、恵はするであるよりも、自分の計画を乱すになっていた。
によって、その問題は解決されたとじたのだという。
そののは、たい実用性だけでめられた。
彼は遺体を損壊し、元確認を困難にするため部を別の所に隠した。
桝を選んだのは、目たず、く発見されないとったからだった。
作業用ので夜に業帯へ向かい、包みを桝のへ置いた。
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