"寿司屋で暴かれた嫁" 第8話
このから私を追いそうとしている。
私をここからして、と財産を自由にしたい。
浩司に話したことが裏目にたのでしょう。浩司が美咲さんに「母さんがおかしなことを言っている」と話したに違いありません。美咲さんは、私が気づき始めたことを察した。だから先を打ってきたのです。
「考えておくわ」
私はそれだけ答えました。
揺を見せてはいけない。
悟られてはいけない。
そのの夜、浩司からも話がありました。
「母さん、美咲から聞いたよ。施設の見学、ってみたらどうかな。別に今すぐ引っ越せって話じゃないし。見るだけでもさ」
「浩司は、私をここからしたいの?」
「そうじゃなくて。ただ、母さんが1でこのにいるのが配なんだよ。最ちょっと様子がおかしいし」
おかしいのは私じゃない。
そう言い返したかった。
でも言いませんでした。
今ここで浩司とぶつかっても、何も変わらない。むしろ「やっぱり母さんは定だ」とわせるだけです。
「分かったわ。考えてみるわね」
話を切って、私は居の座布団のに座り込みました。
孤している。
完全に息子は美咲さんの方。
美咲さんは私の異変に気づき、攻めに転じてきた。
このままでは、本当に施設に入れられ、を奪われる。
涙がこぼれそうになりましたが、ぐっとこらえました。
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泣いているではありません。
私には田さんがいる。
そして、同じ女に傷つけられたたちがいる。
翌朝、私は寿司にきました。
田さんは簾の内側で待っていてくれました。顔を見た瞬、「浩司君、だめだったか」と察してくれました。
「だめだった。信じてもらえなかった」
「そうか」
田さんはお茶をしてくれながら、静かに言いました。
「うちもそうだった。俺が反対すればするほど、親父はいこじになった。あの女は、そうやって族を引きすのがなんだ。節子さんのせいじゃない」
その言葉が、胸に染みました。
「でもな、節子さん。俺もこの2、をこまねいていたわけじゃない」
田さんは、被害者支援のNPOを通じてつながっているたちの連絡先を見せてくれました。
「阪の本さん、74歳。元教師でな。このが1番証拠を集めるのになんだ。息子さんが再婚する直で気づいて未遂で終わったんだけど、それでも族がばらばらになりかけた。1度話してみてくれないか」
そのの午、私は本貴子さんに話をしました。
話の本さんは、しっかりとした声の女性でした。阪弁が混じった温かい話し方でしたが、芯のさがありました。
「田さんやね。田さんから聞いてますよ。あんたも、あの女にやられかけてるんやな」
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その声を聞いた瞬、私は初めて自分が1ではないとえました。
本さんは、自分の経験を話してくれました。
2、本さんの46歳の息子が、婚活アプリでりった女性と交際を始めました。名は佐々美奈。品のある控えめな女性だったそうです。
「最初は私もんだんですよ。息子もええやし、やっと相が見つかったんかってね。でもな、付きい始めてすぐに、その女がうちの財産のことをやたら聞くようになったんです」
の権利、預貯、保険。
しずつ、しずつ核にづいてくるやり方は、私のと同じでした。
「たまたま所のが教えてくれたんです。その女が別の名で隣町のお寄りのに入りしてるのを見たって。それで調べたら、もう全部嘘やった」
本さんの息子はく傷つき、本さんとの関係もしばらくぎくしゃくしたそうです。
「あの女はな、の信頼を壊すのがなんです。盗まれるのはおだけやない。族の絆まで持っていかれる。そこが1番怖いんですわ」
最に本さんは、はっきり言いました。
「田さん、緒に戦いましょう。私のところには証拠がまだ残ってます。の被害者の方も協力してくれるはずです。あの女を今度こそ逃したらあかん」
話を切った、目がくなりました。
1ではない。
私は1ではありませんでした。
それから2週、11に入り、朝の空気がきんとたくなりました。私は表向き、何も気づいていないふりを続けました。
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