みかん小説
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"家族だけと言われた元日の逆転" 第10話

族とは、単なる血の繋がりだけで成りつものではない。お互いを1として尊し、支え謝の気持ちがあってこそ、初めて本物の「族」になれるのだ。相を軽し、自分の都のいいだけ親の財布を頼るような関係は、もはや族とは言えない。

そして、理尽な扱いに対しては、絶対に屈してはならないということ。することだけが美徳だと言われてきた私たちの世代だが、自分の尊厳を守るためには、として毅然とした、徹な態度が必なのだ。齢をねたからこそ、自分を1番に切にする権利がある。を見た目や現だけで判断して、侮辱してはならない。誰にだって、歩んできた素らしい過の実績や、隠れた力があるのだから。

旅館の部に戻り、私は正と2、贅沢な夕をいただくことにした。元の鮮な材を使った美しい料理が、テーブルのにきらびやかに並んでいる。

は、いつからだって、自分ので変えられるものだな」

がしみじみとグラスを掲げた。

「ええ。私は68歳にして、最しいを始めることができたわ」

カチンとグラスをわせ、私たちは微笑みった。息子夫婦との未来がどうなるかは、今の私にはもう、ではない。切なのは、今この瞬、自分をからしてくれる夫と共に、笑顔で幸せにきることだ。

窓のを見やると、満の桜の々が、夜に揺れながら美しく輝いていた。しい輝かしい季節の始まり、そして、私たち夫婦の、本当に自由なしいの、堂々たる幕けだった。

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