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"録音機が暴いた義実家" 第12話

その裏で、母と妹は、弓から奪ったお泊数万円もする温泉旅館の豪華な事を平らげ、ブランドバッグを肩にかけて笑っていたのだ。どれほどの絶望と悔しさを抱えながら、弓はあのATMでおを振り込んでいたのだろうか。

私はたまらなくなり、席をって会社のトイレに駆け込んだ。個の鍵を閉めて便座に座り込み、両で顔を覆って声を殺して激しく泣いた。

妻の優しさと、親のいない寂しさにつけ込んだ、あまりにも残酷で汚い搾取。それに気づけず、「親孝してくれ」と妻を獄に送り込み続けていた自分の愚かさが、腹の底から憎かった。 (絶対に、絶対に許さない……!)

私はトイレのたい壁をく殴りつけ、暗い瞳で復讐への志をさらに固なものにした。

その週末の、私は弓に「休勤になった」という嘘を吐き、1た。向かったのは、実のあるから2つ隣の駅にある、落ち着いた雰囲気のホテルのラウンジだ。 「たかし、休の朝からこんなところに呼びしてどうしたんだ? 何かあったのか?」

待ちわせの席に現れたのは、私の父の弟である叔父の修だった。今で65歳になるおじさんは、元ので支まで勤めげた、非常に厳格な物だ。曲がったことが嫌いで、親戚のでは番の発言力と信頼を持っている。

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父でさえ、気のいい弟であるおじさんにはがらない。私と弓の結婚式でも、おじさんは親代わりも同然の温かい祝辞を述べてくれ、弓も「修おじさんは、本当のお父さんみたいに優しいね」と慕っていた。

1ヶの古希の祝いで、親戚同ので母と妹の悪事を暴する。しかし、母たちはが達者だ。私が真実を突きつけても、涙ながらに「ゆみさんに嘘を吐かれた」「私たちはただ厳しく指導しただけ」と見苦しい言い訳を並べてて、被害者を装う能性がい。だからこそ、親族ので最も権威のある修おじさんを、事に私の方であり証にしておく必があったのだ。 「修おじさん、今はお休みのに呼びてして申し訳ありません」

私はげ、テーブルのに分い茶封筒を置いた。 「実は、母さんと美穂のことで、おじさんにだけは先にっておいていただきたい真実があるんです」

私はおじさんにすべてを打ちけた。弓が何ヶも受けてきた容赦のない言葉の暴力、脅し取られた銭の数々、そして証拠として用した録音の音声を、スマートフォンに移したデータで再し、イヤホンを修おじさんに渡した。

イヤホンから流れる、母と妹の「親の顔が見てみたいわ」「寄虫」「あんたなんかいつでも追いせる」というおぞましい暴言。

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それを聴いていた修おじさんの顔からみるみるうちに血の気が引き、やがてその表は、激しいりによって赤黒く染まっていった。 「義姉さんと美穂さんに……なんと、言う恐ろしいことを……!」

音声を聞き終えたおじさんは、震えるでイヤホンをし、テーブルのく置いた。さらに、私が弓の預通帳のコピーと、美穂のSNSのプリントアウトを並べて見せると、おじさんはい絶望に満ちた溜息を吐いた。 「……お兄さんは、このことをっているのか?」 「いえ、親父は何もりません。母さんたちは、親父や俺のいない密で脅迫し続けていたんです」

「許されることではない」 修おじさんは、く押し殺した声で言った。 「これは、ただの族のいざこざじゃない。孤児であるゆみさんの孤独につけ込んだ、極めて悪質で卑劣な犯罪だ。に勤めてきたから分かる。この銭のきは、派な恐だ」 「はい。すでに弁護士もてて、法にもく準備をしています」

私は修おじさんの目を真っ直ぐに見つめ返した。 「来、親父の古希を祝う料亭の席で、俺はこの証拠のすべてを公表します。母さんたちが切にしている世体と、親戚からの評価を、完膚なきまでに叩き潰すつもりです」

私のその酷な宣言に、修おじさんは瞬驚いたように目を見いたが、すぐにく、力く頷いてくれた。

「おのその覚悟、しかと受け止めた。義姉さんたちが親戚のでどんな言い逃れをしようと、私が必ずおたちの盾になる。

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