"白いドレスの告白" 第3話
「ねえ、美智子ちゃん。今度、2でどこか旅にかない?」
美智子はし驚いた顔をした。
京子自も、なぜそんなことを言ったのか、はっきりとは分からなかった。懐かしさなのか。親友だった頃に戻りたかったのか。それとも、美智子と2きりで過ごせば、自分のの何かが理できるとったのか。
京子は続けた。
「久しぶりに、昔みたいにゆっくり話したいな」
美智子はすぐに笑った。
「いいわね。どこにく?」
京子はし考えたふりをしてから言った。
「伊豆なんてどうかな。温泉に入って、のんびりしましょう」
「素敵。ちょうど仕事も落ち着いているし、を作れそう」
美智子はから嬉しそうに答えた。
「私も結婚に、友達とゆっくり過ごしたいとっていたの。楽しみね」
こうして、2の伊豆旅が決まった。
同窓会が終わり、それぞれが帰についた夜、京子は1で駅へ向かって歩いていた。終ににうように急ぎで歩きながら、彼女ののでは複雑なが渦巻いていた。
羨ましい。
妬ましい。
でも、憎めない。
代から、美智子のことを友達だとっていた。それは嘘ではなかった。美智子はるく、親切で、京子にも分け隔てなく接してくれた。
だからこそ苦しかった。
憎める相なら、どれほど楽だっただろう。
に乗ると、窓ガラスに自分の顔が映った。
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疲れた顔だった。美智子の華やかな姿とはあまりにも違って見えた。
私はこのままずっと、美智子のできていくのだろうか。
そのいが、の奥で静かにくすぶっていた。
同窓会から2週、京子のの黒話が鳴った。
受話器を取ると、美智子のるい声が聞こえた。
「京子ちゃん、伊豆旅の件だけど、来週のはどうかしら?」
京子はし驚いた。
同窓会のだけの社交辞令だとっていたからだった。
「本当に来てくれるの?」
「何言ってるの。楽しみにしていたのよ。久しぶりに京子ちゃんとゆっくり話したいし」
2は話で旅の詳細を決めた。
曜の朝、京駅で待ちわせ、特急列で伊豆へ向かう。1泊2の旅だった。宿は、静岡にいをよくっている京子が予約することになった。
「じゃあ、楽しみにしてるわね」
美智子の声は弾んでいた。
話を切ったあと、京子はしばらく受話器を見つめていた。
本当に来るんだ。
嬉しい気持ちがあった。
同に、同窓会でじた劣等も蘇っていた。
京子は話帳をき、伊豆半島の温泉宿を探し始めた。あまり級すぎず、それでも雰囲気のよい所。何軒か話をかけ、最終に伊豆半島の側、が見えるさな温泉旅館を予約した。
静かな所で、ゆっくり話ができそうだった。
予約を終えた京子は、カレンダーを見つめた。
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約束のまで、あと1週。
そのは、彼女にとってくもくもじられた。
約束の曜がやってきた。
昭495末、初の陽気だった。
京駅の改札で待っていた京子のに、美智子が現れた。いブラウスに紺のスカート。にはさな旅鞄を持っている。その姿は、まるで雑誌から抜けしたようだった。
「京子ちゃん、お待たせ」
美智子は笑顔でを振った。
京子も笑顔で答えたが、自分のな装が急に恥ずかしくなった。
2は特急「踊り子号」に乗り込んだ。昭49当、京と伊豆を結ぶ気の観列だった。座席に落ち着くと、美智子は窓のを眺めながら楽しそうに話し始めた。
「伊豆って何ぶりかしら。の修学旅以来かもしれない」
「そういえば、あのも同じ部だったわね」
京子が言うと、美智子は懐かしそうに笑った。
「そうだったわ。あの頃は本当に楽しかった」
列がむにつれ、窓の景は都会の建物から、緑豊かな景へと変わっていった。2は文化祭、体育祭、修学旅のいを語りった。
しかし話せば話すほど、京子の胸には複雑なが広がっていった。
美智子のいは、いつもるかった。
主役に選ばれた文化祭。
男子徒に囲まれた休み。
皆から頼られた体育祭。
方、京子の記憶は、そのそばで準備をし、片付けをし、目たずにっていた自分の姿ばかりだった。
美智子がふと尋ねた。
「そういえば、京子ちゃん、彼氏とかいないの?」
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