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"中卒社員の逆転邸宅" 第8話

の最まで言い訳をし、助かろうとしただけだった。

父はいため息をついた。

「まさか君が、そんなだとはっていなかったよ」

副社は顔をげ、慌てて言った。

「本当に申し訳ございませんでした。悪気はなかったんです」

父の目がさらにたくなった。

「悪気はなかった? 今さらそんな言い訳が通じるとっているのか」

副社は必だった。

「私の経験、学歴というのは仕事の来に直結しているとっています。学歴がいチームでは結果がやすい。だからこそ今回の事を決しました。すべては会社のためだったんです」

自分の好き嫌いではなく、会社のため。

副社はそう言い張った。

だが、それは苦しい言い訳だった。

父は静に言った。

「そんな愚策をして効果があると本気で信じているのか。嫌がらせでやったのなら、まだ君が優秀である能性は残っていた。しかし本気で会社のことをってやったのなら、とんだ無能ということだ」

副社の顔が歪んだ。

何を言っても、結果は変わらない。

で嫌がらせをした最の社員か。

本気で会社のためだとって愚策を実した無能な社員か。

どちらにしても、副社というに置いておけるではなかった。

父ははっきりと言った。

「証拠もある。君はこれ以、会社に必ない」

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副社の顔が凍った。

「会社に必ないって、どういうことですか」

父はたく言った。

「クビってことだ。優秀というのはただの自称だから、俺の言ったも分からなかったのか」

副社はそので崩れ落ちた。

「そんなの受け入れられませんよ。確かに社のご子息に迷惑をかけたのは悪かったですし、謝ります。ただ、クビはないでしょう」

父は首を横に振った。

「俺の息子だから、という話ではない。そんな次元のさい話をしているわけじゃない」

父の声は震えていた。

りだけではない。

失望もあった。

「俺は、おのような性を持っている者に会社を任せることはできないと言っているんだ。これ以俺をらせないためにも、さっさと帰ってくれ」

副社は何度もげた。

座までした。

しかし父の考えは変わらなかった。

最終に副社は、俺をむように睨みつけながらていった。取り巻き社員たちも、顔を失ったままを追った。

玄関の扉が閉まると、リビングにようやく静けさが戻った。

俺は父に向き直った。

「ここまでやってくれてありがとう」

父は首を横に振った。

「これは俺の役目だから、真司が謝することじゃない。それに、副社というが、あんなことを絶対にしてはいけない」

「そうだよね」

父はを置いて、ぽつりと言った。

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「それに、真司のことを見す奴は、誰であろうと許せないんだ」

その言葉の響きが、いつもとし違っていた。

父はこれまでも俺に謝を伝えてくれた。けれど、このの父の声には、悔のようなものが混ざっていた。

父は静かに続けた。

「ちゃんと謝を伝えないとなって、ずっとっていた。真司には、本当にを救われた」

俺は驚いて父を見た。

「何を急に……」

父は苦笑した。

「実は、真司が学を卒業する、俺には莫な借があったんだ」

「え……」

会社が破産寸だったことはっていた。

だから俺は学せず、エンジニアとして父の会社を伝った。

しかし、父自にそこまでの借があったとはらなかった。

父は切、そんな話をしなかった。

「真司がいなかったら、会社の倒産だけじゃ済まなかった。本当に、謝してもしきれない」

俺は胸が詰まった。

父はずっと、そのさを1で抱えていたのだ。

「でも、俺だって親父には謝してるんだよ」

俺はゆっくり言った。

「今の俺があるのは、親父が育ててくれたからだし、プログラミングを始めたのも親父の響だったから」

父は目を伏せた。

「それでも、真司にはいろんな制限をしてしまった。若いの楽しい期を、会社のために使ってもらった。それは本当に申し訳ないとっていたんだ」

俺はしだけ、昔のことをした。

同級活を楽しんでいる姿を見て、羨ましいとったことはある。本来なら、自分も制を着て、友達と笑い々を過ごしていたのかもしれない。

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