"消えた娘の38分" 第8話
監チームは慎にを追った。
彦は決まったにへり、品物を受け取り、再びのへ消えていく。そのは数おきに繰り返された。移には古いトラックが使われていたが、やはりナンバープレートは自然だった。
「尾には気づいていないようです」
無線で報告が入った。
けれど捜査本部は、すぐに踏み込むことを選ばなかった。
もし美緒が本当にきているなら、引な逮捕は危険を伴う。彦が追い詰められた、何をするか分からない。背に組織がいる能性も残っていた。
捜査は、逮捕作戦ではなく期監へ切り替えられた。
やがて、のの隠れに対する最初の航空撮がわれた。
ドローンの映像には、部からはほとんど目たないさなログハウスが映っていた。周囲は々に囲まれ、らしいもない。窓はすべて塞がれ、夜になってもがほとんど漏れない構造だった。
けれど建物の周辺には、活の痕跡があった。
ゴミを燃やした跡。
さな太陽パネル。
跡のような複数の踏み固められた。
を運んだ跡。
現で子どもの姿を直接確認することはできなかった。だが、購入履歴と活パターンは致していた。
捜査官たちは息を潜めるようにして、その隠れを見つめ続けた。
1から消えていた糸が、ようやく指先に触れ始めていた。
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監始から21目。
彦はこれまでとは違うを取った。
朝、まだのが残るに、彼はへりてきた。いつものルートではなく、脇を使っている。トラックの荷台には、きな箱がいくつも積まれていた。
「補ではない能性があります」
現の捜査員が緊張した声で報告した。
「何かを移させる準備かもしれません」
この点で、警察は最初の逮捕作戦の計画をてた。
作戦名は「サイレントチェーン」。
期失踪事件で、内部に共犯者がいるケースに使用されるコードネームだった。
捜査記録は、この点を境に転換点を迎えた。
組織のの裏に隠れていた共犯者が実体を現し、のという閉鎖な空が、具体な目標へと変わった。
警察は依然として、美緒がしている能性を排除しなかった。
発見された痕跡と消費パターンは、きているが継続に世話をされていることを示していた。
捜査官たちの線は、1の男と、その背にあるさな隠れへ集した。
い止まっていた捜査の計の針が、ゆっくりと再びき始めていた。
記録の末尾には、い文が付け加えられた。
1消えていたのは痕跡ではなく、糸だった。
図は、最終にの痕跡を残す。
捜査は次の段階、隠れへの直接接と確保作戦へ移る直だった。
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群馬の部に対する監は、さらに厳密になった。
警察はドローンと距の装置を投入し、隠れをに半径3kmを継続に探索した。のは通信が届かない所がく、形も複雑だった。尾根を1つ越えるだけで波が途切れ、沢沿いの細は没と同に元すら見えなくなる。
それでも、捜査員たちは交代で監を続けた。
定のになると、微細な反応が繰り返し捉えられた。
所は造のさなログハウス。
窓はすべて覆われ、部から内部の活の様子を見ることはできない。だがのパターンは、なくとも2以の体反応を示していた。
「子どもの能性があります」
分析担当の声が無線越しに伝わった。
捜査本部の空気が瞬静まり返った。
それは、美緒のを示す決定な根拠になり得る反応だった。
しかし、現の捜査チームは制な突入を選択しなかった。彦が組織と直接つながっているかどうかが、まだ確かだったからだ。突発な事態で、美緒が危険にさらされる能性も排除できない。
代わりに、部を封鎖する作戦が始まった。
へ続く入と補ルートが、静かに管理に置かれた。郵便局、コンビニエンスストア、個商、燃料販売。彦が活物資を調達していた所は、すべて警察の非公監に入った。
毎朝規則正しく繰り返されていた移ルートは、しずつ遮断され始めた。
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