みかん小説
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"ブサ婿の正体" 第6話

父と母は、2で私を支配してきた。

父が恐怖を与え、母が罪悪を与える。

私を具として使い続けた2は、最には互い以に頼れる相を失った。

続きが段落すると、私と剛の活はようやく本当ので始まった。

剛は仕事が忙しく、帰宅も遅かった。

事はほとんどで済ませていたらしく、蔵庫をけてもみ物と調料しか入っていないも珍しくなかった。

ある

健康診断の結果を持って帰ってきた剛が、を眺めながら呟いた。

性脂肪が基準値の2倍だそうです」

私はわず顔をげた。

「2倍?」

「肝臓の数値も黄信号だと言われました」

「それ、完全に活が原因じゃないですか」

分そうです」

ばかりじゃ、そうなりますよ」

「分かってはいるんですが」

剛は困ったように笑った。

私はし考えた。

「じゃあ、直しましょう」

「え?」

「私、料理は好きなので」

剛はすぐに首を振った。

「でも、咲さんに料理を頼むのは申し訳ないです」

「頼まれて作るんじゃありません」

私は笑った。

「自分の分を作るついでです。1分も2分も、それほど変わりませんから」

翌朝。

私は久しぶりに丁寧に汁を取った。

噌汁。

米はし減らし、玄米を混ぜた。

焼き魚。

ほうれんのおひたし。

切り干し根。

納豆。

剛が帰宅する頃にはめてしまうため、温め直せるようにして蔵庫へ入れた。

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夜。

帰宅した剛は卓を見て固まった。

「何ですか、これ」

私はソファで本を読みながら答えた。

「朝作ったものです。レンジで温めてください」

「全部?」

「気が向いたらべてください」

剛はしばらく料理を見ていたが、何も言わずに皿を子レンジへ入れた。

温め終えると卓へ座った。

私は本を読んでいるふりをしながら、しだけ様子を気にしていた。

箸の音がした。

しばらくして。

「おいしい」

静かな声が部に落ちた。

私は本から目をげなかった。

「良かったです」

それ以来、私は朝や夕めに作るようになった。

剛のために尽くしているという覚はなかった。

もともと料理が好きだった。

自分のために作っていたものが、自然に2分になっただけだった。

汁を変えてみる。

旬の野菜を取り入れる。

油を減らす。

魚を増やす。

そうやって献を考えるが、いのほか楽しかった。

考えてみれば、料理は子供の頃から私にとって特別なものだった。

で唯、自分の判断で完成させられるもの。

切り方も。

付けも。

加減も。

自分で決められた。

誰かのために作っているようで、料理をしているだけは、自分のを自分でかしている覚があった。

剛は毎回、「おいしい」とだけ言った。

を細かく表現するのが苦なのだろう。

でも、その言が嬉しかった。

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ただ「おいしい」と言ってもらえるだけで、そのるくなる。

そんなさなことで満たされるが来るとはっていなかった。

ある夕方。

剛とスーパーへ買い物にった。

くで、さな子供が転んで泣きした。

母親がれたところから慌てて駆け寄ろうとしていたが、それよりく剛がしゃがんだ。

子供の目線にわせる。

丈夫ですか?」

子供は瞬きょとんとして剛を見た。

そして、議そうに泣き止んだ。

母親が駆けつけた。

「すみません、ありがとうございます」

「いえ」

剛はそれだけ言ってがった。

私はろから、その姿を見ていた。

このは昔から、困っているを放っておけないなのだとった。

7も、本当は声をかけたかった。

ただ勇気がなかった。

勇気をせなかったが、7かけて私のまで来た。

その事実が、剛というのすべてを語っているような気がした。

帰り

私たちは買い物袋を半分ずつ持って歩いた。

剛が尋ねた。

「今の夕は何ですか?」

「鮭の塩焼きと、かぼちゃの煮物です」

「かぼちゃ、好きです」

私はわず剛を見た。

「そうなんですか?」

「はい」

初めて、このの好きなべ物をった。

それだけなのに。

私は妙に嬉しかった。

3かほど経った朝。

剛が部着のまま台所へ入ってきた、私はわずを止めた。

「剛さん」

「はい?」

「何か、顔が変わりましたね」

剛はきょとんとした。

「そうですか?」

「ちょっとこっち向いてください」

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