"午前0時30分の空白" 第4話
警察が藤沢駅を調べても、そこに決定な証拠がなければまない。
平塚のを調べても、そこが最終な遺棄所にすぎなければ、犯の核には届かない。
つの点のにある見えない所。
そこを特定できなければ、犯の活圏にもづけない。
12というは、犯にとってもきかった。
事件直にすぐ遺棄したのでなければ、何らかの事でを置いたことになる。
なぜすぐに処理しなかったのか。
処理できなかったのか。
所を探していたのか。
遺体をどこかに置いていたのか。
あるいは最初から定期に移させる計画だったのか。
その理由が分からない。
が空いたことで、目撃報の範囲も広がった。
「数に怪しいを見た」
「ドラム缶を積んだがあった」
「付に見慣れないが止まっていた」
つつは無できない。
けれど、すべてをつなぐ確かな証拠もなかった。
事件のにあるのは、残された物よりも、むしろ残されなかっただった。
け子が藤沢駅から消えた。
その12に何があったのか。
そこへたどり着けない限り、平塚のドラム缶が語るものにも限界があった。
平塚の現には、もうつきな疑問があった。
なぜ犯は、あのを選んだのか。
歩者用のトンネル。
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のを通り抜けるための空で、階段をりた先に通が続いている。
ドラム缶は入から約10mほど入った所に置かれていた。
から完全に見えないわけではない。
しかし脇へそのまま置くよりは、目を避けることができる。
夜であれば、さらに通りはなくなった能性がある。
方で、朝になれば話は変わる。
通勤者。
通学者。
隣民。
が通る。
つまり、期見つからない所ではない。
犯が遺棄だけを目としたのであれば、もっとの来ない所を選ぶこともできたはずだった。
林。
川敷。
業帯。
夜にがほとんど来ない所。
それなのに、選ばれたのは活圏のくにあるだった。
この所を選んだ理由として考えられるのは、犯が周辺の理をっていた能性である。
でくまで接できる。
夜はがない。
へ運び込めばから見えにくい。
そして周辺の状況によっては、の煙ががっても、最初はごみ焼き程度にわれる。
その条件をっていた物なら、処理所の候補として考えた能性がある。
だが、これも断定はできない。
犯が周辺民だったとは限らない。
仕事や通勤でくを通っていた物かもしれない。
以偶然見つけて覚えていた所だったかもしれない。
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あるいは、事件当にをらせながら、目のない所を探した結果、たまたま見つけただけかもしれない。
しかし、ドラム缶を運ぶという為を考えると、「たまたま」という説にも疑問が残る。
ドラム缶は軽い荷物ではない。
しかもにいものが入っていた。
からろす。
入まで運ぶ。
階段をろす。
そこから約10m奥へ移させる。
この連の作業にはがかかる。
途でが来れば、すぐに隠せるものでもない。
夜だったとしても、誰かが現れる能性はゼロではない。
犯は、定が来ないと考えていたのか。
の利用状況をっていたのか。
それとも実際には極めてで作業を終えたのか。
ここでも答えはない。
さらに問題なのは、だった。
ドラム缶内部には空気を通すためとも考えられる穴がけられていたという。
もし犯が自ら加していたのなら、それは偶発な為とは考えにくい。
具が必になる。
穴をける作業所も必になる。
つまり、犯は事にドラム缶を用し、ある程度処理方法を考えていた能性がある。
その方で、を使えば煙がることくらい誰にでも分かる。
という空なら煙はこもる。
入からも見える。
匂いも広がる。
結果として、午8頃には通に発見された。
もし犯の目が「発見されないこと」だったなら、極めて危険な方法だった。
では、完全に燃やし尽くすつもりだったのか。
夜にをつけ、朝までには証拠がほとんど失われると考えていたのか。
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