"午前0時30分の空白" 第5話
しかし実際にはは途で消えたのか、燃え切らず、煙だけが残った。
計画が失敗したとも考えられる。
あるいは犯自が、分に燃えているか確認できないままそのをれなければならない事があったのかもしれない。
誰かがづいた。
予定よりがかかった。
をく止めておけなかった。
定以に燃焼しなかった。
こうした能性はいくつも考えられる。
だが、そのどれも推測の範囲をない。
事件の奇妙さは、犯のから見える「準備」と「雑さ」が同にする点だった。
ドラム缶を用する。
運ぶ。
穴をける。
へ移させる。
ここには静さがある。
方で、通りのある所。
煙。
朝まで残る。
ここには危険なほどの完全さがある。
計画な犯なら、なぜ最だけ雑なのか。
焦っていた犯なら、なぜここまで準備できたのか。
の物のとして考えるほど、その矛盾はきく見えた。
そしてこの矛盾が、に「単独犯ではなかったのではないか」という見方をむことにもなる。
だが、それを考えるに、もうつ理しなければならないものがあった。
現周辺や別の所で語られた、複数の審両である。
事件、両に関するいくつもの目撃報が浮かびがった。
そのには、事件との関連が取り汰されたものもあった。
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ただし、それらはすべて同じ確度の報ではない。
発直から繰り返し報じられてきたもの。
の資料で語られるようになったもの。
や種、について報源ごとに微妙な違いがあるもの。
未解決事件をから振り返る、最も危険なのは、それらを本の線でつなぎ、「これが犯のだった」と物語にしてしまうことである。
実際には、無関係なが含まれている能性もある。
それでも、いくつかの目撃報は無できない印象を残した。
遺体が発見される数。
神奈川県内の別の所で、煙のているドラム缶のようなものを積んだランドクルーザーが目撃されたという話がある。
もしこれが事件と関係していたなら、犯は926よりから、ドラム缶を両で運んでいたことになる。
さらに923頃。
同じく別点で、黒っぽい乗用が確認されたという報も伝えられている。
そして事件当の朝。
午6頃、トンネルくのにいワゴンが止まっていたという目撃報。
部ハッチがいており、男性が何らかの作業をしていたように見えたという。
だけを見れば、このいワゴンの報は非常ににえる。
発見は午8頃。
その約2。
現く。
部ハッチをけた。
男性の作業。
もしドラム缶の搬入と関係していたなら、犯に極めてい目撃だった能性がある。
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しかし、「能性がある」ことと「事実である」ことは違う。
そのが本当に事件と関係していたのか。
男性は何をしていたのか。
種やナンバーは確認されたのか。
目撃刻は正確だったのか。
公報の範囲では、犯特定につながる決定打にはならなかった。
黒い。
いワゴン。
ランドクルーザー。
ここからつの筋きを作ることは簡単だった。
犯たちは最初、別の所で処理を試みた。
うまくいかなかったため移した。
何か所を変えながらドラム缶を運び、最に平塚のへ持ち込んだ。
複数のを使い分けていた。
あるいは複数がそれぞれを用した。
しかし、これらを裏付ける確実な証拠は公されていない。
違うを見た複数の目撃証言をすべて事件に結びつければ、犯像は急にきくなる。
組織。
複数犯。
計画。
だが、無関係なが台混ざるだけで、その筋きは崩れる。
目撃証言というものはである方、危うい。
は、のを正確に覚えているとは限らない。
夜けなら黒と濃紺を見違えることもある。
とい。
ワゴンと型乗用。
くから瞬見ただけなら、記憶はさらに曖昧になる。
事件がきく報されたであれば、自分が数に見たが急に「怪しい」にえてくることもある。
警察はそれらをつずつ確認したはずだった。
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