みかん小説
本棚

"16回の拒否" 第9話

みさ子はすぐに黒田へ連絡した。

「私の写真は載せないでくださいと、何度もお伝えしましたよね。削除してください」

しばらくして、黒田から返事が来た。

度、写真をきちんと見てください。とても綺麗に撮れていますよ」

みさ子は画面を見つめた。

そこまで言われても、まだ写真の来の話をしている。

「写真の来の話ではありません。載せないでください」

「名していませんし、サークルのしか見られません」

「それも昨しました。私は載せてほしくないんです」

「でも皆さん褒めていますよ」

みさ子はすぐに返した。

がどううかは関係ありません」

黒田には、なぜそこまでるのか理解できなかった。

変な写真を載せたわけではない。

いていない。

細かい所もいていない。

反応は好なものばかり。

それなのに、なぜ削除しなければならないのか。

「SNSに載せたって、そんなに危険なことはありませんよ。ただ写真を載せるだけです」

みさ子は答えた。

「黒田さんにとっては『それくらい』でも、載せられる本にとっては違います。1度た写真は、誰が保して、誰へ送るか分かりません」

黒田はすぐ否定した。

「そんなげさな話ではありませんよ。今回はサークルのだけです」

げさかどうかを決めるのは、黒田さんではありません。

広告

私が載せてほしくないと言ったんです」

それでも黒田は納得しなかった。

危険ではないと説しているのに、みさ子が放そうとしない。

そう受け取った。

そして、ついにこう返した。

「そんなに嫌だったなら、ちゃんと言ってくださいよ」

みさ子は、その文字を見て言葉を失った。

「何度も言いました」

「でも、そこまで本気だとは分かりませんでした」

黒田は本当に分からなかったという調子だった。

「普通に話していましたし、写真を見ただって、そこまでっていなかったでしょう」

「そので何度も『載せないでください』と言いました」

「もっとはっきり言ってくれないと分かりませんよ」

みさ子は、これ以黒田と直接話しても無駄だとじた。

代表の吉岡へ連絡し、事を説した。

話を聞いた吉岡はSNSの投稿を確認し、すぐ黒田へ話をかけた。

「黒田さん、さんの写真を削除してください」

「どうしてですか?」

黒田は驚いた。

「綺麗に撮れているでしょう」

「写真の来ではありません。本が載せないでほしいと言っています」

さんはSNSを危険なものだといすぎているんですよ」

「それでも、本が載せてほしくないと言っているんです」

吉岡の声がくなる。

「サークル内とはいっても、今回のハイキングへ参加していない方も勢いらっしゃいます」

広告

「でも、それでは写真を撮ったがないでしょう」

その言葉を聞き、吉岡の声がはっきりくなった。

「黒田さんの写真を見せるために、サークル活をしているわけではありません」

黒田は黙った。

だが、反省したわけではなかった。

せっかく綺麗に撮ったのに。

なぜここまで問題にするのか。

その満の方がきかった。

結局、吉岡から再度く求められ、黒田は投稿を削除した。

しかし、それはみさ子のを尊したからではなかった。

代表に事にされたから、仕方なく消した。

黒田のでは、そういう理になっていた。

それから3

みさ子の元へ、サークルとは関係のない友から連絡が届いた。

「先週、あのかれていたんですね」

みさ子は、そのへ予定を話していなかった。

「どうしてってるんですか?」

返ってきた答えは簡単だった。

族から、綺麗な葉の写真が送られてきたんです」

その写真は、サークルの誰かが自分の族へ送り、そこからさらに転送されていた。

のあるは1もいない。

葉が綺麗だったから見せたかった。

ただ、それだけだった。

けれど、そこに写っているのは葉だけではなかった。

みさ子の姿も写っていた。

投稿はもう削除されている。

しかし、消えたのは黒田の投稿だけだった。

度保された写真までは、消えていなかった。

写真がサークルまで届いていたことをると、みさ子はすぐ吉岡へ伝えた。

吉岡も黒田へ連絡した。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: