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"消えた女将と800万の通帳" 第10話

警察が到着。

は封鎖された。

から回収されたのは、の骨だった。

ビニールと類に包まれ、埋められていた。

科学捜査研究所で元確認がめられた。

結果がた。

20099阪で失踪届がされていた女性。

義子。

52歳で姿を消した3000円酒の元女将だった。

連絡を受けた希は、最初その言葉を理解できなかった。

「見つかった?」

警察官が説を続ける。

阪ではない。

埼玉。

荒れた元みかん畑。

希は子に座ったままけなかった。

母を5で探していた。

駅。

病院。

母が歩いた能性のある所。

だが母は阪にはいなかった。

埼玉のにいた。

事件は改めて捜査されることになった。

担当したのは埼玉県警の刑事、森田優、47歳。

凶悪事件をく担当してきた刑事だった。

森田が最初に調べたのはの所関係だった。

埋められた所に誰が入りできたか。

そこを確認する。

の所者は川太、59歳。

森田は5阪側の捜査記録を取り寄せた。

失踪者。

義子。

夫。

川武夫。

森田のが止まった。

川……」

族関係を照会した。

結果はすぐにた。

川太川武夫は実の兄弟。

が兄。

武夫が弟。

5、容疑者のだった夫。

その実兄が所するから、妻の骨が見つかった。

森田は直ちに太へ事を聞いた。

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「この、誰が入りできました?」

は戸惑いながら答えた。

「昔はみかん畑やってました」

「いつやめたんですか」

「7くらいです」

「鍵は?」

「2本あります」

森田の線が止まる。

「誰が持っています?」

「1本は自分」

「もう1本は?」

「弟です」

川武夫?」

「はい。昔、収穫の伝いに来てもろてたから」

「廃業した、返してもらっていない?」

「そのままです」

武夫はっていた。

畑の奥。

周囲から見えにくい所。

兄を伝っていた頃に何度も入りしている。

偶然という言葉で片づけるには、つながりがすぎた。

武夫は5ぶりに取り調べへ呼ばれた。

60歳。

髪にはいものが増え、酒の響なのか顔はむくんでいた。

森田が真正面から言った。

「お兄さんのから、奥さんが見つかりました」

武夫の表が止まる。

「理由を説してください」

りません」

「あなた、あのの鍵を持っていましたね」

「持ってました」

「畑の構造もっている」

「昔伝ってたから」

「奥さんが埋められていた所をらない?」

りません」

5と同じだった。

妻がどこへったか分からない。

何もらない。

森田は急がなかった。

5の資料を最初から見直した。

失踪直から1続いたデビットカード使用。

自宅くのATM。

居酒

スナック。

カラオケ。

武夫は、

「妻からカードを渡された」

と主張。

失踪から3か保険2000万円について問いわせ。

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失踪届は娘が提

夫自は1週何もしなかった。

妻を探すなし。

には別の女性と暮らし始めた。

そして今回。

兄の

武夫の持つ鍵。

そこから妻がてきた。

つは状況証拠だった。

しかし並べると、向いている方向はつに見えた。

森田は資料をまとめ、検察へ送った。

だが、起訴は見送られた。

「直接証拠がい」

鍵を持っていただけでは、武夫が埋めた証にならない。

カードは妻から渡されたと主張している。

保険の問いわせも、失踪届の遅れも、それだけでは殺害を証しない。

を見た者もいない。

決定点がりなかった。

森田は捜査方針を変えた。

川武夫だけ見てても駄目や」

5の交友関係を洗う。

通話記録。

頻繁に会っていた

昔の仕事仲

そので、つの名が浮かんだ。

林正、53歳。

武夫が建設現で働いていた頃の仲

10同じ現に入り、兄弟のような付きいだった男。

暮らし。

雇いと代運転で活していた。

森田が注目したのは通話回数だった。

20099

3、4回程度。

ところが義子が消えた直から、連絡が急増している。

にはほぼ毎

さらに直1は通話くなっていた。

回数はい。

しかし数分で切れる。

誰かが話をかける。

が嫌がってすぐに切る。

そんな関係にも見えた。

森田は林正を、武夫にはらせずに呼びした。

取り調べへ入ってきた林正は、痩せた男だった。

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