"25年目の自白状" 第7話
「私の族がいます」
吾は机へ両をついた。
「俺はもう何も失うものがない」
「だから怖いんです」
川はさな声で言った。
「あなたは止まらない」
そして、もう1つ話した。
「健さんの記があります」
吾が顔をげる。
「記?」
「くなる、自分の正体を調べていた記録です」
川はそれを別の所に隠していた。
「午3、役所のベンチで渡します」
「今は?」
「見張られているかもしれない」
をた。
吾はの向こうに黒いがまっているのを見た。
運転席に誰かいる。
25。
京で吾のへ現れたをいした。
背筋がえた。
その夜。
ホテルで川から受け取ったアルバムを眺めながら、吾はほとんど眠れなかった。
写真の最。
学の卒業式。
姿の健。
「おを誇りにうよ」
吾は写真を撫でた。
翌午3。
約束のベンチへく。
川は来なかった。
10分。
20分。
30分。
代わりに若い女性がづいた。
「佐藤吾さんですか?」
「はい」
「川実の姪です。伊藤恵美と申します」
彼女はさな鞄を差しした。
「叔父は来られません」
「何かあったんですか?」
「誰かに見張られているそうです」
恵美は周囲を見た。
「これを渡してくれと」
「は?」
「健さんの記です」
さらに恵美は言った。
「叔父がもう1つ」
「何です?」
「健さんが最に調べていた所は、京学病院の記録だそうです」
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そう言い残し、恵美は混みへ消えた。
ホテルへ戻った吾は、すぐに鞄をけた。
古い記。
USB。
数枚の写真。
記の表には、
『林純也』
とかれていた。
吾は震えるで最初のページをいた。
『今、また同じを見た。
川のほとりで、誰かが僕を呼んでいる。
でも呼ばれている名は、純也ではない。
健。
佐藤健。
子供の頃から何度も見るだ。』
吾は文章を何度も読んだ。
健は忘れていなかった。
完全に記憶を失ったわけではない。
どこかい所に、本当の名が残っていた。
記は続いていた。
『17歳の、僕は養子だと聞かされた。
父も母も、それ以のことを話したがらない。
本当の両親は誰なのか。
なぜ僕を放したのか。
僕はらなければならない。』
ページがむ。
医学になった健は、林と病院の古い資料を調べ始めていた。
そして3。
きな発見をする。
『病院の記録で、昭57の記録を見つけた。
林純也というが臓疾患でした記録。
その直、同じ名で別のが登録されている。
齢は9歳。
僕だ。』
吾の呼吸が浅くなる。
『インターネットで昭575の方事件を調べた。
群馬県藤。
9歳。
佐藤健。
川へ転落したと推定。
遺体は見つかっていない。
写真を見た。
僕だった。』
吾の目から涙が落ちる。
息子は自分自で真実へ辿り着いていた。
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次のページ。
『僕は佐藤健なのかもしれない。
いや、ほぼ違いない。
林純也としてきてきた25は何だったのだろう。
でも、僕を育てた母を憎みきれない。
あのは僕をしてくれた。
僕も母をしている。
父については……分からない。』
さらに読みめる。
『群馬へく。
佐藤吾というに会いたい。
もし本当に父なら。』
その数。
『藤に着いた。
にてきた川が本当にあった。
岸へった瞬、胸が苦しくなった。
懐かしい。
なぜか分からない。
でもっている所だった。』
吾のが止まる。
次の文章。
『佐藤吾さんのを見つけた。
まだ営業している。
壁に9歳の僕の写真が飾られていた。
25。
あのは僕を待っていた。』
吾は元を押さえた。
健が来ていた。
自分のを見ていた。
同じ町にいた。
『へ入れなかった。
何と言えばいい?
僕はあなたの息子かもしれません、と?
25らずに別として暮らしていました、と?
あののをもう度壊してしまう気がして怖かった。』
「馬鹿だな……」
吾は泣きながら笑った。
「壊れるわけないだろ」
次のページには写真が挟まれていた。
くから撮られた雑貨。
先につ吾。
そして子の墓のにつ健。
写真の裏には、
『お母さん。
会えなくてごめんなさい。
でも今、分かりました。
あなたがなぜあんな選択をしたのか。
許します。』
とかれていた。
健は子の秘密までっていた。
そして母を責めなかった。
最の記。
『病院の記録で、秘密ファイルを見つけた。
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