"25年目の自白状" 第8話
1982の計画。
僕を誘拐した記録。
母への脅迫。
すべて残っている。
もう確実だ。
僕は佐藤健だ。』
吾は息を止める。
『父に会う。
そのに、林純郎へ真実を突きつける。
それから病院でわれていることも止めなければならない。
証拠を全な所に移す。
誰も信用できない。』
そこで記は終わっていた。
「病院でわれていること?」
吾は眉を寄せた。
USBをパソコンへ挿した。
スキャンされた量の文。
1982。
林純郎の指示。
健の常を数週調査。
のを選ぶ。
川で遊ぶを把握。
靴と子を残す。
誘拐。
子への接触。
吾は読みめるほど震えた。
すべて計画されていた。
偶然などつもない。
そして子への脅迫。
『警察へ話せば、夫と息子の全は保証できない』
吾は画面を見つめた。
「子……」
25、妻をいだとったことさえあった。
息子を失ったしみに耐えられずを選んだと。
違った。
妻は、夫と息子を守るために黙った。
その秘密に耐え続け。
最に壊れた。
「すまなかった」
吾は呟いた。
USBの最には、病院内部の秘密記録へ繋がる断片な資料があった。
健が何かきな正を追っていたことは分かる。
しかし核部分はない。
記にかれていた、
『秘密ファイル』
を見つける必があった。
吾は群馬県警の田へ話した。
田は25、若い警察官だった。
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事故として処理されたも、吾の訴えを完全には否定せず、個に何度か報を調べてくれた数ない物だった。
「田か」
『吾さん? どこにいるんです?』
「京だ」
『が閉まっているから配してました』
吾はし迷った。
「健を見つけた」
話の向こうが静かになった。
『……何ですって?』
「くなる。今は説できない」
「林純郎について調べてくれ」
田の声が変わった。
『林病院グループの?』
「ああ」
『先くなったですよ』
「ってる」
吾は息をえた。
「健を誘拐したのは、その男だ」
い沈黙。
『証拠は?』
「ある」
『吾さん』
「田。今度こそ本物だ」
田はすぐにいた。
数、折り返しがあった。
『興いことがあります』
「何だ」
『林純也の3の交通事故を担当した刑事が、私の学代の先輩です』
吾がちがる。
『そのも、事故に自然な点があるとっていたそうです』
「会えるか?」
『、京へ来てもらいます』
その話を切った直。
吾はもう度健の記をいた。
『京学病院の記録』
そこに残された最の真実。
翌朝。
吾は息子が医師として働いていた病院へ向かった。
京学病院の正面玄関。
吾はしばらくけなかった。
毎、くの医師や患者が入りする巨な建物。
こので健は働いていた。
父が群馬のさな雑貨で息子の帰りを待っている。
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息子は京で医師になっていた。
吾は受付へ向かった。
「林純也先について伺いたいんですが」
若い護師の表が曇った。
「林先でしたら、3にくなられました」
「っています」
吾は瞬迷い、
「親戚です」
と答えた。
「い連絡が取れていなくて」
護師の表が柔らかくなった。
「そうでしたか」
「どんな医師でした?」
吾は尋ねた。
息子のことを。
しでもりたかった。
護師は微笑んだ。
「本当に優しい先でした」
健は児臓科で働いていた。
子供の患者から、
「使の先」
と呼ばれていたという。
診察のに子供を笑わせる。
怖がる子供には自分で注射器の絵を描いて説する。
術、で眠れない親には夜遅くまで話をする。
「あの先に救われたご族は、本当にいです」
吾の胸の奥がくなった。
「写真がある所は?」
2階。
林純也メモリアルルーム。
そこには健のきな写真が掛けられていた。
。
るい笑顔。
『林純也医師を偲んで。
数くの幼い命を救ったその志は、今も私たちのにき続けています。』
吾は写真のにった。
「派になったな」
ろから声がした。
「林先をごじですか?」
振り返る。
50代ほどの女性医師。
「千恵です。林先と緒に勤務していました」
「佐藤吾です」
の顔が変わった。
「佐藤……吾?」
「はい」
「群馬県藤の?」
吾は驚いた。
「どうしてっているんです?」
は周囲を見た。
「こちらへ」
彼女の医局へ入る。
ドアを閉める。
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