"アクセル細工の報い" 第11話
さっきまで私を責めていた2とはえないほど々しい表だった。
「穂さん」
義母がをげた。
「翔太が本当にごめんなさい」
義父も続いた。
「俺たちも言い過ぎた」
私は黙っていた。
すると義父が、さらに声を落とした。
「できれば今回のこと、あまり事にはしないでくれないか」
予していた言葉だった。
「どうしてですか?」
「族から犯罪者がるなんて……」
義母も目に涙を浮かべた。
「所にもられるし、親戚にも何を言われるか」
このたちが配しているのは、私でも翔太でもない。
自分たちの世体だった。
「私は事故に遭う能性がありました」
「それは分かってるの」
「それでも警察への相談をやめろと言うんですか?」
2は黙った。
「翔太には、きちんと責任を取ってもらいます」
「の修理費なら俺たちもす」
「そういう問題ではありません」
義母はそのでをげた。
「お願い。翔太を犯罪者にしないで」
私はしばらく2を見つめた。
結婚したばかりの頃。
本当の娘だとってね、と笑ってくれたたちだった。
私も本当の両親のように切にしたいとっていた。
だからこそ、余計にしかった。
「お父さんたちは、翔太と緒になって私からを取りげようとしましたよね」
「それは……」
「活費を払わない翔太を庇って、私に毎おを渡せとも言いました」
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義母は線を落とした。
「翔太の言うことを信じてしまって」
「私の話は信じませんでしたよね」
誰も答えられない。
「これ以、私に族だからという言葉を使わないでください」
私は2をまっすぐ見た。
「私はもう、あなたたちの族ではありません」
義母の顔が青ざめた。
「穂さん、そんなたいこと」
「度でも私のを借りられたんだから、分でしょう」
し皮肉を込めて言うと、義父が顔を伏せた。
結局、2はそれ以何も言わなかった。
義父のはがのガレージへ置かれたままだったため、で回収して帰っていった。
私のはそのまま専の備へ運ばれた。
友にもち会ってもらい、細かく点検してもらった。
結果、運転に関わる部分へ自然な処置が施されていたことが確認された。
もしそのまま乗り続けていれば、な事故につながる能性があったという。
私は報告を聞きながら、しばらく何も言えなかった。
あの夜、防犯カメラの通に気づかなかったら。
翌朝、何もらずに買い物へかけていたら。
考えるだけでが震えた。
その、警察の捜査がみ、翔太はへの危険な細に関する容疑で逮捕された。
防犯カメラ。
載カメラ。
備の記録。
さらに、自宅で私へ責任を押しつけようとした会話の録音。
複数の証拠が残っていたため、翔太の「ただを見ただけ」
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という説は通らなかった。
会社にも事件は伝わった。
翔太は以から営業成績が急激に落ち、勤務態度にも問題がていたことから、最終に職を失った。
私は弁護士を通して婚を申してた。
翔太は最初、頑なに拒否していた。
「本当に反省している」
「もう遺産のことは言わない」
「穂のために何でもする」
そんな言葉を何度も伝えてきた。
しかし私の気持ちは変わらなかった。
夫婦喧嘩なら、やり直すもあったかもしれない。
活費の問題だけなら、話しいを続けることもできたかもしれない。
事への満や遺産への執着も、本が本気で改めるなら考える余はあった。
けれど翔太は、私が切にしているへ故にを加えた。
しかも危険性を自覚しながら、そのも自分の責任を認めず、義両親が乗ったには私へ責任を押しつけ、銭を得ようとする発言までした。
もう信頼は残っていなかった。
婚は無事に成した。
の修理費と私が受けた精神な損害についても、弁護士を通して話しいがんだ。
義両親は当初、翔太を庇おうとしていたものの、事件の内容がらかになるにつれ態度を変えた。
最終には翔太との距を置いたと聞いた。
所にも騒がられ、以のような活はできなくなったらしい。
私は詳しいそのを追おうとはわなかった。
もう関係のないたちだからだ。
方、祖父のは無事に修理された。
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