"Night072の夏" 第3話
川敷。
利用されていない倉庫。
考えられる所を次々と調べた。
運や川についても、捜索の準備が始まった。
が経つにつれ、している能性はしずつくなっていった。
それでも両親は、最悪の結果だけは受け入れようとしなかった。
「自分からどこかへったのかもしれない」
父親は何度もそう言った。
「怖くなって帰れなくなってるだけかもしれない」
母親も、その言葉に頷いた。
どんなに能性がくても、娘がきているという希望にすがるしかなかった。
失踪から5目の朝。
警察署に1本の連絡が入った。
川沿いで犬を散歩させていた男性からだった。
面くに、黒い袋が引っかかっている。
型のごみ袋のように見えるが、自然にそうだ。
現へ到着した警察官が袋を回収した。
には、さらに布のようなものが巻かれていた。
それを確認した瞬、現の空気が変わった。
の体の部が見つかったのだ。
女性のとわれた。
爪には入れをした跡が残っていた。
このらせは、すぐにほのかの捜査を担当する部署へ伝えられた。
担当刑事たちは、誰もにはさなかった。
だが全員が同じことを考えていた。
それが、ほのかでないことを願った。
発見されたは、直ちに鑑識へ送られた。
指紋を確認できる状態だったため、警察はほのかの資料と照をめた。
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同に法医学の専が状態を調べた。
切断された部分には、乱暴に傷つけられたような痕跡がなかった。
刃は鋭く、骨や関節の構造を理解したで処置した能性がい。
「偶然ここを切ったとは考えにくい」
検査にち会った捜査員へ、専は慎に説した。
「体の構造をある程度理解している物でしょう」
結果がるまでのはくじられた。
そして数。
指紋が致した。
川で発見されたは、16歳の瀬名ほのかのものだった。
それまで捜査本部のどこかに残っていた「まだきているかもしれない」という希望が消えた。
事件は、方事件から殺事件へ切り替わった。
担当刑事にとって、次にしなければならない仕事は最も辛いものだった。
両親への連絡。
刑事たちがほのかの自宅を訪ねた、母親は玄関へてきた。
彼らの表を見た瞬、何かを悟ったのだろう。
「娘が……見つかったんですか」
刑事はすぐには答えられなかった。
母親の顔から血の気が引いていく。
「ほのかなんですか」
静かな問いかけに、担当刑事はさく頷いた。
その瞬、母親の体から力が抜けた。
父親が支えようとしたが、その父親自もっていられなくなった。
5。
2は娘が帰ってくることだけを考えていた。
それが突然終わった。
しかも、ほのかの体は完全な状態では見つかっていなかった。
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翌から、川での規模な捜索が始まった。
数の警察官が川敷を歩き、ボートとダイバーがを確認する。
川の流れを計算し、最初の発見点から流と流の両方を調べた。
事件は報関にもられることになった。
「阪で方の女子」
「川で体の部を発見」
ニュースが流れると、には気にが広がった。
子供を1でさせることをためらう庭も増えた。
インターネットでは、根拠のない噂や推測もび交った。
警察は報が錯綜することを警戒しながら、淡々と捜索を続けた。
最初の発見点から約500メートルれた所で、別の黒い袋が見つかった。
袋には同じような布が使われていた。
から見つかったのは、の脚の部だった。
DNA鑑定により、こちらもほのかのものと確認された。
さらに翌。
港にい所で、よりきな袋が回収された。
そこから胴体部分が発見されたことで、法医学者はより詳細な検査をうことが能になった。
因そのものは、部が発見されていないため断定が難しかった。
ただし、遺体の処置方法については、はっきりとした特徴があった。
切断は関節に沿ってわれていた。
骨へのな損傷がない。
どこへ刃を入れれば効率に分けられるかを理解している。
「医学を学んだの能性があります」
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