"ETCに残らない白バイ" 第11話
同僚は目を伏せた。
「島らしいです」
交通全教で撮された写真も葬儀会に置かれた。
制姿で子供たちのにつ。
バイの横で笑う。
族旅の。
正志と並んで撮った写真。
28歳で止まったが、何枚もの写真のに残されていた。
正志は、2で選んだ結婚式の招待状を持ってきていた。
い捨てられなかったものだった。
葬儀が終わった、の写真のへ置いた。
「これ、やっと返すよ」
さく笑おうとしたが、声が震えた。
「10も持ってて、ごめんな」
正志はそのをれず、しばらく写真を見ていた。
がいなくなった、自分のもそこで止めていたようにっていた。
未解決事件を扱う仕事へ移ったのも、を捜すためだった。
毎が事件につながっていた。
だがは、いつものために役ちたいと話していた。
そんな彼女が、自分にを止めてほしいと願うだろうか。
正志は初めて、そのことを考えた。
「」
誰もいなくなった会で、もう度呼びかけた。
「見つけられたよ」
返事はない。
「遅かったけど、やっと見つけた」
それからくをげた。
方、湾岸幕張PAでは、事件解決もくの警察官が当の状況を振り返った。
監カメラに残されていたわずかな映像。
10には判別できなかった腕計。
作業の縫製。
背景に瞬映ったい配送。
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速の通過記録に現れなかったバイ。
どれかつだけでは、酒井へたどり着くことは難しかった。
しかししい技術を使って古い報を見直したことで、それまで無関係に見えていたものがつながった。
特に捜査員をく悩ませたのが、バイの移だった。
湾岸幕張PAをた記録はある。
その先へった形跡もあった。
それなのに通常の料所を通過した記録がない。
ETCのデータや料所側の報を調べても、そのの確な軌跡がつかめない。
事件当は、それが度に計画された犯を示しているようにも見えた。
実際には、酒井が配送業務でっていた管理用と林を利用していた。
般の両が通るルートかられた瞬、バイは通常の交通記録から消えた。
その空が、10事件を迷わせた。
廃で発見されたバイは証拠品として回収された。
いで体は傷み、以のようにれる状態ではなかった。
それでも体番号も装備も残っていた。
が最に乗務した両だと確認された。
父親の健は、その話を聞き、静かに言った。
「娘もバイも、ずっとあそこにいたんですね」
10、全国を探した。
もも調べた。
似た事件があれば確認した。
それでも見つけられなかった所は、千葉県内の林の奥だった。
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「くへ連れていかれたとっていました」
健は窓のを見ながら続けた。
「でもは、ずっとくにいた」
静子はそのも、しばらく毎12に湾岸幕張PAへった。
事件が解決したのだから、もう報を求めて通へ写真を見せる必はない。
それでも10続けた習慣を、すぐにやめることはできなかった。
ある412。
静子はいつもの所へった。
の空は、が消えたと同じように青かった。
速を族連れのがっていく。
がしたい。
「」
静子は写真を持たず、建物を見つめた。
「もう探さなくていいんだね」
その言葉をにした途端、涙が流れた。
見つかったことは救いだった。
何が起きたのか分かったことも、族にとって必だった。
だが、真実をっても失った10が戻るわけではない。
が予定していた結婚式もない。
交通全教で子供たちへ話す未来もない。
両親と過ごしたはずのも戻らない。
酒井が恐れたのは、自分が捕まることだった。
最初の過ちを隠すため、さらにきな過ちをねた。
そして自分を守るために選び続けたが、1の女性の未来と、彼女をしていた々の10を奪った。
事件、正志は警察官として働き続けた。
を探すことだけが目だった々から、しずつ別の事件にも目を向けるようになった。
未解決のままが経った事件には、と同じように待ち続けている族がいる。
「古い事件だからといって、終わった事件じゃない」
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