"雪下の赤いマフラー" 第10話
表にしいラベルを貼る。
『解決』
たった2文字だった。
そこへたどり着くまで17かかった。
田浩はのと、そのの証拠隠しについて責任を問われた。
彼は最まで「のそのものは事故だった」と主張したが、を助けるためにせず、遺体を隠し、美咲と彩が逃げたも警察へ届けなかった事実は消えなかった。
何より、すべての始まりには、教師である田と未成の彩との関係があった。
方、ハルトは沖縄へ戻った。
育ての両親へ全てを話した。
2はい黙って聞いた。
そして最に、養母がハルトを抱きしめた。
「あなたは今までも、これからも、私たちの息子だよ」
ハルトはその言葉を聞いて泣いた。
自分には2つの族があるとった。
自分を産み、最までした彩。
くから自分を守り続けた美咲。
そして、自分を何もらない赤ん坊の頃から育ててくれた沖縄の両親。
田の血も流れている。
それも事実だった。
しかし美咲が最に言った言葉も忘れなかった。
血は運命ではない。
は自分で選ぶ。
ハルトはそのも、を助ける仕事を目指した。
自分が誰の息子かではなく、自分がどんなになるのかを切にした。
旭川ではになるとが解けた。
学裏の3本のにもしい芽がた。
誰も演じることのできなかった『アンティゴネ』の台は、最まで演されなかった。
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しかし3の女が残した物語は消えなかった。
。
彩。
美咲。
3は同じに学をた。
同じ赤いマフラーを巻き、同じを歩いた。
それでも、その先では3つに分かれた。
は嫉妬とりので命を失った。
彩は恐怖のを逃げ、命と引き換えに息子を残した。
美咲は2を守れなかった罪悪を背負い、17沈黙した。
そして17。
母親をらずに育ったが、彼女たちの最の物語を受け取った。
佐藤はに、事件の写真を見るたびった。
が3を消したわけではない。
はただ、痕跡を覆っただけだった。
本当に彼女たちを追い詰めたのは、が守ろうとした秘密と、17歳の女たちが誰にも助けを求められなかった孤だった。
それでもは、永に秘密を隠してくれるわけではなかった。
17届かなかった1通の。
座布団のに隠された記。
古いカセットテープ。
のの赤いマフラー。
それらが1つずつ姿を現し、止まっていたをかした。
ハルトが旭川をれる。
もう度、学裏の3本のを訪れた。
に置いたいのには、しいがし積もっていた。
ハルトは3本のへをげた。
「母さん」
「美咲さん」
「さん」
い息が空へ消えていく。
「僕は、自分のをきます」
が吹いた。
枝に積もっていたが、静かに落ちた。
それを見て、ハルトはし笑った。
背を向け、歩き始める。
17。
ので途までしかかれなかった3の物語は、そこでようやく最のページを迎えた。
そしてその先からは、彼女たちの秘密でも、田の罪でもない。
ハルト自が選び、自分のでいていくしいが始まっていた。
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