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"赤身を笑った女の末路" 第8話

私は47歳になった子を見た。

「どんなお?」

「最、駅にオープンした級ブランドを扱うショップ。お客さんもセレブばっかりよ」

私はわず顔をげた。

「駅の?」

私が珍しく反応したのが嬉しかったのか、子は満面の笑みになった。

「そう。らない? 今かなり話題のおよ」

それを聞いた瞬、私は事を理解した。

けれど、わざわざにするつもりはなかった。

15も経てば、昔のみより「相変わらずだな」というの方が先にる。

しかし、由美は違った。

由美は箸を置き、子の顔をじっと見つめた。

子おばさん」

「何?」

「私のこと覚えてます?」

子はし目を細めた。

「もちろん。由美ちゃんでしょ? きくなったわね」

「私、学1くらいだったけど、覚えてるんですよ」

「何を?」

由美の声は静かだった。

子おばさんが、私に『いい子にしてないとパパに嫌われるよ』って言ったこと」

子の笑顔がわずかに固まった。

「え?」

「『パパは子おばさんの方が好きかもしれないね』って言ったのも覚えてます」

リオンが横で顔をげた。

子は慌てたように笑った。

「やあねえ。そんな昔のこと。子供の勘違いじゃない?」

「勘違いじゃないです」

「でも、由美ちゃんさかったでしょう?」

「だから余計に覚えてるんですよ」

娘が15のことを、そこまではっきり覚えていたことに私は驚いた。

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幼かったから忘れているとっていた。

それだけ傷ついていたのだ。

胸が痛んだ。

「由美

私が名を呼ぶと、娘はこちらを向いた。

「ママ」

「何?」

「あの、クビにしたら?」

今度は私が苦笑した。

「由美

子はが分からないという顔をしていた。

「何言ってるの、この子」

由美は私を見ながら続けた。

「だってママ、社でしょ」

子のきが止まった。

「……え?」

笑顔が完全に消えた。

由美は隣のテーブルを見た。

子おばさんが働いてるって言った、最にオープンした級ブランドを扱うショップ」

子は黙っている。

「この辺で最オープンしたなら、ママの会社が運営してるショップしかないもの」

子の顔が変わった。

「ど、どういうこと?」

私は仕方なくいた。

「15婚した、会社を作ったの」

「会社?」

「最初はさなセレクトショップ1舗だった。でもしずつ増やして、今は全国に舗がある」

子は私を凝した。

「嘘……」

「こんなことで嘘つかないわよ」

「じゃあ……」

子の唇が震えた。

「私が働いてるも?」

「うちの会社が運営してる舗の1つよ」

「実乃里が……社?」

「そう」

しばらく、子は何も言わなかった。

私にとっては、会社を経営していることを子がらなかったとしても議ではなかった。

15、1度も会っていなかったのだから。

私はでもない。

会社の広告へ自分の顔をすこともほとんどなかった。

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子がらなくても当然だった。

ところが子にとっては、相当な衝撃だったらしい。

「何なのよ……」

さな声で呟いた。

「え?」

「私、てっきり正義さんに捨てられて、惨めな送ってるとってたのに」

あまりに率直な本音だった。

由美が呆れた顔をした。

「すごいこと言いますね」

子自してから気づいたらしく、慌てて取り繕おうとした。

「違うのよ。そういうじゃなくて」

私はもう腹もたなかった。

正確には、私が正義にに捨てられたわけではない。

子が妊娠したと嘘までついて庭へ入り込み、私は自分から婚を選んだ。

そして、朝から晩まで働いた。

失敗もほどした。

い通りにならないことの方がかった。

それでも、お客様の声を聞き、社員と話し、1歩ずつんだ。

舗が増え、社員が増え、今では私1では到底回せない会社になった。

その15子は何をしていたのだろう。

目のにいる彼女を見る限り、昔と同じだった。

誰かよりか。

誰かよりか。

と比べることでしか、自分の位置を確かめられない。

しかも今度は息子まで、その材料にしている。

すると由美が言った。

「ちなみに私、総商社のツ商事に就職したんです」

「由美

私はすぐに止めた。

娘は悪そうな顔をした。

「まあ、国公務員さんに比べたらしたことないかもしれませんけど」

「そういう言い方はよくないわよ」

私が注すると、由美はすぐに表を改めた。

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