みかん小説
本棚

"6秒の着信" 第11話

だがなくとも、2が偶然の事故で命を失ったのではないことはらかになった。

ジフンはアリンを驚かせたかっただけだった。

には夫婦になる2で、らない葉の所へき、普通とはし違う写真を1枚残したかった。その善と期待を、見らぬ男が利用したのである。

48分に撮された最の写真には、その事実をらない2が並んでいる。ジフンはし肩をアリンの方へ寄せ、アリンも自然な笑顔を浮かべていた。カメラの向こうにっている男が、自分たちをから帰さない物になるとは像もしていなかった。

その1分、アリンの携帯話が鳴った。

録音された6秒の声は、事件が解決したにはまったく違うを持つようになった。

「そのまま来てください。彼も着きました」

捜査当初、それは単なる案内の言葉にしか聞こえなかった。しかし真相がらかになったで聞けば、2の位置を把握し、別々にかし、最には同じ所へ集めていた男の声だった。すぎるその通話こそ、3からしていた計画性を最も端に示していた。

テミンは逮捕、なぜ翌にSNSアカウントを削除したのかと問われ、「ニュースを見て怖くなった」と答えた。なぜ携帯話を破棄し、まで売ったのかについても「自分が疑われたくなかった」

広告

としか説しなかった。だが裁判所は連のについて、事件に証拠を隠す目があったと認定した。

2024、テミンには犯罪に対する期の刑が言い渡された。裁判の、ジフンとアリンの族は何度も法廷へを運んだが、判決のにもぶ者はいなかった。犯ることと、切なが帰ってくることはまったく別のことだった。

アリンの母親は裁判、記者のくこう語った。

「3、娘がどこかで待っているんじゃないかとっていました。真実をりたいとずっと願っていましたけど、こんな真実なら、らないまま希望を持っていた方が幸せだったのかもしれません」

の10、両族は再びを訪れた。以のように「帰ってきて」といたを置くことはなく、代わりに2が好きだったと、結婚式で使う予定だったさな写真てを置いた。そのには事件当の最の写真ではなく、失踪の数か辺で撮られた2の写真が入っていた。

では、その葉が始まっていた。登客はスマートフォンをに景を撮り、恋たちは互いの写真を撮りいながらを歩いていた。20191019も、本来ならそれだけで終わる1だった。

から携帯話が見つからなければ、第者が撮った午48分の写真も、午49分12秒の6秒の声も、永られることはなかった。

ジフンのに残された図も「な落き」のまま眠り続け、2は今ものどこかで遭難した恋として語られていたかもしれない。

事件を解いたのはい告ではなかった。

たった6秒だった。

そのい声の向こう側に、2を別々のへ歩かせ、再び同じ所へ集め、携帯話の源を切らせ、誰もらない管理へ連れていったがいた。3が2を消した」と考えられていた事件で、実際に2を消したのはではなかった。

彼らが最に信じた、だった。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: