"昭和39年、姉の「元気です」に隠された嘘" 第8話
自分のことだと。
何からけばいいか。
分からない。
子も。
葉を枚取った。
姉へ。
何かこうとった。
最初は。
学のこと。
弟のこと。
町のが解けたこと。
いっぱいこうとした。
でも。
全部消した。
最に。
だけ。
残した。
《元気じゃなくても、帰ってきていいよ。》
京。
夜勤を終えた子が。
寮へ戻ると。
机のに。
青森からの葉が置かれていた。
裏返す。
。
《元気じゃなくても、帰ってきていいよ。》
子は。
しばらく。
けなかった。
何度読んでも。
しかない。
同の娘が。
「妹から?」
と聞いた。
子は頷いた。
「何て?」
「……何でもない」
そう答えようとした。
でも。
声がなかった。
ベッドへ腰をろし。
葉を。
両で持った。
涙が。
次々落ちた。
京へ来てから。
初めて。
で。
声をして泣いた。
同の女たちは。
理由を聞かなかった。
が。
黙って。
拭いを差しした。
子は。
それで涙を拭きながら。
何度も。
同じを読んだ。
帰れ。
ではない。
頑張れ。
でもない。
残れ。
でもない。
帰ってもいい。
つまり。
残ってもいい。
子は。
その初めて。
自分が京にいることを。
誰かのためではなく。
自分で決めてもいいのだと。
った。
そのの終わり。
佐々に。
通の封が届いた。
節子は差を見るに。
「子だ」
と言った。
封筒のみが。
今までと違った。
卓袱台を囲み。
子と弟たちも集まった。
には。
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便箋が4枚。
節子は。
最初のを読んだところで。
度を止めた。
《母ちゃんへ。今まで元気ですしかかなくてごめんなさい》
次の。
《元気じゃないもありました》
節子の目が。
し潤んだ。
それでも。
読み続けた。
《京へ来て最初の頃は、毎晩帰りたいとっていました。の械の音が怖かったです。班にられたは、寮へ戻ってから布団ので泣きました》
《同じ部の子と喧嘩したこともあります。お呂の順番で言いいになって、3くらいをききませんでした。でも今は番仲がいいです》
《初めてのお料をもらった、っていたよりなくてがっかりしました。でもに送ったおで父ちゃんの薬を買ったと聞いて、もうし頑張ろうといました》
節子は。
そこで。
目元を押さえた。
子が尋ねた。
「母ちゃん、配?」
節子は首を横に振った。
「逆だよ」
「逆?」
「やっと子が京にいる気がする」
今までの葉では。
《元気です》
としか分からなかった。
元気な子。
ただそれだけ。
でも。
今のには。
失敗した子がいる。
泣いた子がいる。
喧嘩した子がいる。
ない料にがっかりした子がいる。
その方が。
ずっと。
節子のっている娘だった。
続きを読む。
《最は械の扱いがしになりました。来、輩が入ってきます。その子も青森なので、野駅まで迎えにくことになりました》
《自分が迷ったから、迷わないように連れて帰ります》
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子は笑った。
姉が。
先輩になる。
。
駅で。
泣くこともできなかった15歳が。
次に来る女を。
迎えにく。
の最。
子は。
こういていた。
《だから、もうし京で頑張ってみます》
《でも今度つらくなったら、つらいってきます》
《元気じゃないっていても、いいんだよね》
節子は。
しばらく。
最のを見ていた。
それから。
誰に聞かせるでもなく。
さく答えた。
「当たりだよ」
翌。
子から。
また葉が届いた。
今度は。
《昨、で失敗して班に叱られました。でも今は休みなので、友達と野へきます》
たった。
以より。
しいだけ。
それでも子には。
どんな。
《元気です》
より。
姉の顔が見えた。
さらにその次の。
《しく来た青森の子が毎晩泣いています。の自分を見ているみたいです》
また次。
《今は堂の魚がさかったです。母ちゃんの方がです》
子は。
その文を見て。
わず笑った。
最初のと。
同じだ。
京へ着いて。
週。
子がいた。
あの。
《の堂ではお昼に魚がました》
かかって。
姉のが。
帰ってきた。
そのの。
子は。
久しぶりに青森へ帰省した。
駅のホームに。
族全員が集まった。
列からりた子は。
し背が伸びたように見え。
持っている鞄も。
柳李ではなかった。
節子は。
また昔のように。
子の襟元を直そうとした。
「母ちゃん、やめてよ」
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