1977年、秋田の小さな村で、3歳の双子の姉妹・サクラともも子が春祭りの日に突然姿を消した。 手がかりは、隣人が目撃したという一台の白いバンだけ。両親の健二とさち子は、娘たちの写真を手に全国を探し続けたが、何年経っても行方は分からなかった。 やがて38年の歳月が流れ、事件は人々の記憶から消えかけていた。 そんな時、末期がんで余命わずかとなった一人の女性医師が、病床で警察に衝撃の告白をする。 「1977年に秋田で消えた双子のことを、私は知っています」 彼女が長年隠し続けていた秘密とは何だったのか。 誘拐された双子は、本当に生きているのか。 そして、38年間娘を探し続けた両親を待っていた真実とは――。