みかん小説
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"60代からの第二の人生" 第11話

いつも本当にありがとうございます。 直哉・波』

を読み終えた浩司が、目を細めて嬉しそうに呟いた。

「あいつらも……ようやくの自したになったな」 「ええ。痛い目を見て、やっと親のありがたみと、としての尊厳を理解してくれたのね」

その翌週、私たちは直哉夫婦の自宅の庭でかれたバーベキューに招待された。

「お父さん、お母さん、来てくれてありがとう!」

直哉が笑顔で迎えてくれ、波さんが駆け寄ってきて作りの料理を差しした。

「お母さん、これ、お母さんに教えてもらったレシピで作った特製サラダです。おうといいんですけど……」 「あら、とてもにできてるわ。美しそうね」

庭ではの孫たちが元気にり回り、男の翔太が私のもとへ駆け寄ってきた。

「ばあば、このはお留守番させてくれてありがとう! パパとママ、すごく嬉しそうだったよ!」 「そう、良かったわね」

波さんが私に優しく声をかける。

「お母さん、ゴールデンウィークは何かご予定あるんですか?」 「ええ、お父さんとで、陸の温泉旅館を予約しているのよ」 「素敵ですね! いっきり楽しんできてください! 帰ってきたらまたお産話を聞かせてくださいね。でも、無理は絶対にしないでくださいね」

波さんの言葉には、かつてのな甘えや図々しさは微もなく、からの敬と気遣いが込められていた。

尽な求に唯々諾々と屈してはいけない。 自分の尊厳とは、自分自志で守らなければならない。 「良い母親」とは、決して「都の良い母親」になることではないのだ。

自分を犠牲にし続けることは、本当のではない。親もであり、自分のから楽しむ権利がある。お互いが自し、敬を払い、謝しって初めて、本当の族の絆が結ばれるのだ。

青空ので楽しそうに笑う夫と息子族を眺めながら、私は温かいを胸いっぱいに吸い込み、これからの自分たちの輝かしいいを馳せていた。

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