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"「俺の子じゃない」と言った夫へ、99.999%の鑑定結果を見せた日" 第6話

で最もで過酷な痛みを耐え抜いた私は、やれやれとい息を吐きしながら、胸のさな顔をじっと見つめた。 真っ赤な皮膚に、キュッと結ばれたさな。 まだ瞼もかないまれたての赤子だというのに、私にははっきりと分かった。

私にそっくりだ。

のアルバムに残されている、私自の赤ん坊代の写真。 抱っこした娘は、過の私の写真と瓜つすぎて、産の凄まじい疲労も忘れてわずふふっと笑ってしまった。 とはいえ、細部をよく見れば、すっと通った眉のラインや特徴の形は、紛れもなく夫の遺伝子を受け継いでいる。 私と慶の、の血が混ざりったが子なのだ。 胸の奥から、温かいびと堵の波がじわじわと押し寄せてくる。

義母の執拗な「孫はまだか」攻撃。夫が蒸発したえ切ったでの、たったきりの孤独な妊婦活。 変なこと、悔しかったこと、細さに押し潰されそうになった夜はほどあったが、今この胸の温もりをじた瞬に、すべてが報われたような気がした。

夫には、事に病院の連絡先と産予定の旨を伝えてあった。 どれほどえ切っていようと、実の子供がまれたとなれば、さすがに度くらいは見に来るだろう。 そうっていたら、産の翌、慶は本当に病へやってきた。

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夫と直接顔をわせるのは、あの最悪な妊娠報告の朝以来のことだった。

が子のらしい顔を直接見れば、彼の頑なな態度も化し、嫌を直して父親としての自覚を取り戻してくれるかもしれない。 そんな、母親としての微かな淡い期待を抱いていた。 だが――。

の扉をガラガラと乱暴にけて入ってきた慶は、私のベッドの横に据え置かれた透なベビーベッドを覗き込むなり、番、たく言い放った。

「俺の子じゃない」

の空気が瞬で凍りついた。

「……は? 何言ってるのよ。あなたと私の子よ」 「にも言ったが、俺にはに覚えがない。これは俺の子供じゃない」 「はあ!? よく見なさいよ! あなたのや眉にそっくりでしょうが!」 「そんなのはこじつけだ。俺はらん。……そんなに俺の子だって言い張るなら、DNA鑑定しろ」

先で嘲笑い、挑発するように私を見ろした。 あまりにも非で無責任な言葉に、私は陣痛の激しい痛みも忘れ、ベッドのね起きがらせて夫を鋭く睨みつけた。 すると慶は、私のりの沈黙をどう曲解したのか、勝ち誇ったようにニヤリと唇を歪めた。

「ほら、言い返せない。やましいことがないなら『即座に鑑定する』って即答するはずだろ。即答しないってことは、鑑定されたらまずいことでもあるんだろうが」

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「そんなわけないでしょ! 命懸けで体を張って子供を産んだばかりの妻に向かって、よくもそんな侮辱なことが言えるわね! これまで私がどれだけ変だったか、あなたしでも分かってるの!? ずっと実に引きこもっての妻を放置して、挙句の果てにDNA鑑定しろですって!? 最よ!」 「最なのはおの方だろうが! 浮気しての種をごもっておいて、き直ってんじゃねえよ! おとは婚だ! きっちり慰謝料払えよな!」

は吐き捨てるように言いたいことだけをまくしてると、度も――そう、ただの度たりともが子をその腕に抱くことなく、踵を返して病からってしまった。

しくて、悔しくて、けなくて、もう最悪すぎる気分だった。 どうしようもない悔し涙が次から次へと溢れし、私はさなが子を抱きしめながら、ポロポロとシーツを濡らし続けた。

退院の、私は夫の待つマンションには戻らず、そのまま実へ直した。 あんな男が居座る、あるいは誰もいないえ切ったに戻ったところで、惨めな気持ちが増すだけだからだ。 夫の暴言にく傷ついた私は、入院にすぐさま方にむ両親へ話をかけていた。 事を聞いた父から、 『そんな愚かな夫は今すぐ捨てて、に帰ってきなさい』 と力い言葉をもらい、私は迷うことなく実へ帰る決を固めたのだ。

の玄関をけるや否や、両親からの猛烈な歓迎の嵐が待っていた。

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