"「俺の子じゃない」と言った夫へ、99.999%の鑑定結果を見せた日" 第8話
「お義母さん、実の孫に対してあんまりな言いじゃないですか?」 「はぁ!? 何を寝言言ってるのよ! その子は私の孫じゃありません! の赤ん坊に対して鳴って何が悪いのよ!」 「の赤ん坊だろうと、まれたばかりの児に向かって鳴り散らすなんてのすることじゃありませんよ。何が悪いって……お義母さんの顔が悪いです。……あ、違った。性の全てが悪いです」 「な、なんですってぇ!?」
わず本音がから滑りてしまった。 「すべて悪い」と言い直したことで、かえって侮辱の度いが増してしまったようだが、気にするつもりもない。
「ふざけんんじゃないわよ! この浮気女が!」
赤ん坊を泣かされたりで、私のリミッターは完全にれていた。 もう言いたいことは全部ぶちまけてしまおうと腹を括っていたので、本音が次から次へと溢れる。 おかげで、顔を真っ赤にしてり狂う義母の滑稽な姿を特等席で拝むことができた。
肩を激しくさせ、フーフーと荒い息を吐く義母の横から、今度は義妹のユカさんがしたり顔で割って入ってきた。
「サツキさん、ここは素直に慰謝料を払うのがベストだといますよ? そんなした額じゃないんですから。百万。わずか百万円で、あなたの浮気をに流して綺麗さっぱり婚してあげようって言ってるんです」
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「……は? 百万円を私にくれるんですか?」 「そんなわけないでしょ! 兄に払ってくださいって言ってるんです!」 「なんで私が?」 「だから! あなたが浮気しての子供まで作ったんだから、慰謝料を払って婚するのが当たりでしょ!?」 「いや、だからなんで私が浮気したことになってるんですか?」 「サツキさん、あなた産でがおかしくなったんじゃないですか!?」 「そんなことありませんよ。お義母さんやユカさん、そして慶さんほどがおかしくなることなんてありませんのでごを」 「な、なんですってぇぇ!?」
売り言葉に買い言葉。 どう考えても向こうから喧嘩を売ってきているのだから、容赦する必などどこにもない。 自分でも驚くほどすらすらと皮肉がを突いててくる。ああ、なんて気持ちがいいのだろう。 どうして今まで、こんな連に対して無駄なをねていたのかと議にえるほどだ。 義母と義妹が揃って顔を真っ赤にして沸騰しているのを見て、これ以は話がまないと焦ったのか、ここで夫の慶がを乗りしてきた。
「おい、サツキ! おが浮気したことはもうどうでもいいんだよ! 慰謝料さえきっちり払ってくれたら別れてやるから、そのガキの実の父親と勝に暮らせばいいだろ!」
どこまでも勝で都のいい妄言を吐く夫に、私はややかな線を向けた。
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「慰謝料を払うべきなのは、あなたの方でしょう。臨の妻を放置して実に逃げ隠れしていた男が、どのでそんなことを言っているの?」 「だから! 俺の子供じゃないって言ってんだろ!」 「いいえ、あなたの子供よ」 「はあ!? 往際の悪いこと言ってんじゃねえよ!」
そこで私は、あらかじめ用しておいた枚の類を、ソファーののテーブルにスッと滑らせて差しした。
「……なんだこれ?」
慶が眉をひそめ、訝しげに類を覗き込む。 そこには、公な検査関の印章とともに、はっきりとこう印字されていた。
【法DNA鑑定結果報告】
肯定確率:99.999%
被検者(父)と被検者(子)のには、物学な親子関係がすると判断されます。
「……な、なんだこれ……?」 「見れば分からない? これはあなたと、この赤ん坊とのDNA鑑定結果報告よ。良かったわね、物学な父親であることが科学に確定して」 「は……!? 嘘だろ……!?」
慶の絶叫が、実のリビングに霊した。 テーブルののをバッと引ったくったのは、真んに座っていた義母だった。 そのから、慶とユカさんが血相を変えて類を覗き込む。
「い、いつのにこんなものを……!?」 「妊娠発覚、慶さんに『に覚えがない』と暴言を吐かれたそののうちに、枕元から慶さんの毛髪をしっかり採取して保管しておいたんです。そして産、すぐに検査関へ提しました。
にく結果が届いて良かったです」
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