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"「介護が悪い」と責めた家族の3日後" 第9話

俊夫は自分の料を削って介護費用をしていたのではない。

義母のと貯を勝に引きし、自分の趣や遊びに使っていたのだ。

そして私には「俺が養ってやっている」「俺がしている」と嘘をつき、精神に支配し続けてきた。

肉体な負担は全て私に押し付け、経済な負担は全て寝たきりの母親に押し付ける。

それが佐藤俊夫という男の本当の姿だった。

私は通帳の印字を指で静かになぞった。

りでが震えることはなかった。

むしろたく冴え渡り、静かな決が固まっていくのをじた。

この通帳はただの記録ではない。

俊夫が作りげてきた偉黒柱という虚像を打ち砕く、最の証拠だ。

私が何もらないとい込んでいる彼に、真実を突きつけるための切な武器だった。

その、テーブルのに置いていた私のスマートフォンがブブッとく震えた。

画面を見ると、メッセージの通が表示されている。

送信者はケアマネージャーの岸さんだった。

の朝から始まる義母のショートステイに関する最終確認だ。

私は画面を操作し、い返信を打った。

は予定通りよろしくお願いします。私も施設の方へ直接伺います。』

いよいよ

3獄をわい、ともに限界を迎えた夫と義妹のに、私は姿を現す。

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彼らが勝に作りげた嘘の常は、で完全に終わるのだ。

私は通帳をバッグの奥にしまい、窓のの暗を見つめた。

けはもう、すぐそこまで来ていた。

3目の朝が来た。

私はいつもよりしだけ遅く目を覚まし、静かに支度をえた。

鏡に映る自分の顔は、3とは別のように落ち着いていた。

肌の血は良くなり、目の奥にあった濁った疲労が消えている。

分な眠と自分のためだけに使ったが、私に本来の力を取り戻させてくれたのだ。

約束のは午10だった。

私は実ではなく、駅にある静かな喫茶へ向かった。

内にはクラシック音楽がさく流れ、コーヒーのりが漂っている。

窓際の席に座って待っていると、カランとドアのベルが鳴った。

担当ケアマネージャーの岸さんがし急ぎに入ってきた。

岸さんは私の向かいに座った。

さん、急に呼びしてしまってすみません。」

岸さんは席に座るなり、私の顔をじっと見つめた。

そしてほっとしたようにさく微笑んだ。

「顔が良くなりましたね。しました。」

私も微笑み返した。

岸さんのおかげです。お忙しいのにおを作っていただいて、ありがとうございます。」

私は元のバッグから、あの分い介護ノートを取りした。

そしてもう1つ、昨夜バッグに忍ばせた義母の古い通帳をテーブルのに置いた。

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岸さんは議そうな顔で通帳を見た。

さん、これは……」

私は静かに息を吸い込み、11隠し続けてきた真実を話し始めた。

夫が義母のを管理していること。

介護費用は夫の料からしているとずっと言われてきたこと。

しかし実際には、義母の座から毎自然な引きしがあること。

岸さんは黙って私の話を聞きながら、通帳の印字に目を通した。

ページをめくるごとに、彼女の顔から笑顔が消え、プロとしての厳しい表に変わっていった。

3、温泉旅に引きされた10万円の記録。

、ゴルフクラブの額と致する引きしの記録。

さん。」

岸さんは通帳から顔をげ、私を真っ直ぐに見つめた。

「これは派な経済虐待です。」

その言葉を聞いた瞬、私の胸の奥で何かが静かに弾けた。

岸さんは真剣な声で説した。

「虐待は、本のためのおを管理者が私に流用している状態です。しかもそれを理由に、主介護者であるさんを精神に支配しています。」

岸さんは通帳をそっと閉じた。

「これは決して許されることではありません。」

岸さんの言葉は、私に確かな勇気を与えてくれた。

私がじていた違は、ただの夫婦喧嘩ではなかったのだ。

点から見ても、夫の確な裏切りだった。

岸さんが確認するように言った。

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