"裏口に回された仕立て屋" 第6話
ダンス教の保護者説会は、発表会からかにかれた。子どもは別で通常レッスンを受け、だけが参加した。
崎は、制作契約の確認が分だったことを謝罪した。教は販売当事者ではないが、保護者へ理奈を紹介し、類を確認せず所を提供した責任があると認めた。
理奈は収支の概と、佐子へ材料費と賃を支払うことでしたと説した。署名画像については拓也が作成し、自分も提にりながら訂正しなかったと話した。
保護者の反応は分かれた。返を求める、装は受け取ったので額には納得している、子どもへ響させないでほしいがいた。
首にかぶれがた子どもは、医師の診断で装素材ではなく、台用化粧品への反応の能性がいとされた。装にな全問題はなかった。
佐子は自分の苦労をく語らなかった。着を制作したこと、表示に名がなかったこと、今は無断で写真や名を使わせないことだけを話した。
の父親が「結局、族内のおの揉め事でしょう」と言った。佐子は、保護者へ責任者として自分の名が提されていた以、族内だけの問題ではないと答えた。
崎は今、業者の事業報、制作責任者本の同、費用内訳を確認すると約束した。
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ただし教がすべての取引を保証できるわけではなく、各庭にも契約を読んでもらうことになった。
理奈の創業補助申請は取りげられた。正受が成したわけではなく、まだ交付決定だったため、資料をえて次度に再申請できる。
説会の翌、ネットショップから発表会写真と《提携》の表現が消えた。代わりに、《縫製協力・藤原佐子》と記載されたが、佐子はその掲載にも同していないと伝え、名ごと削除させた。
名をせば解決するのではない。いつ、どの範囲で使うかを本が決めることが切だった。
美は学で友達から母親のについて聞かれ、泣いて帰った。拓也は母のせいだと責めたが、佐子は美へ直接説するを求めた。
のが同席し、佐子は「あなたの装が悪かったわけでも、踊ったことが悪かったわけでもない」と伝えた。が仕事の約束を違え、直している途だと話した。
美は誰が悪いのか尋ねなかった。「次も踊っていい?」と聞いた。
「もちろん。装を誰へ頼むかは、今度はちゃんと相談して決めればいい」
子どもへ美しい嘘を見せ続けるより、子どもの責任ではないと線を引く方が必だった。
説会も、教には退会を申しる庭がつあった。崎は理奈だけのせいにせず、契約管理を軽く考えた教の責任として受け止めた。
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翌度の発表会は装を各庭で用し、希望者だけ業者へ頼む方式へ変えた。
変更を便だと言う保護者もいた。以は理奈が採寸も集も括でい、親は代を払うだけでよかった。しかし便利さの裏で、誰が作り、事故に誰へ連絡するかが見えなくなっていた。
崎は佐子へ次回の装監修を頼みたいと申した。佐子は、監修という曖昧な役割では引き受けないと答えた。採寸表の確認、業者選定、当補修を別々の業務として見積もるなら検討すると伝えた。
見積額を見た崎は予算にわないと断った。佐子も値げしなかった。依頼が成しなくても、必な仕事の値段を示すことにはがある。
その、教は当補修だけを万円で正式に依頼した。佐子は担当を決め、演は客席へ移れる条件を入れた。なら、自分がいれば全部やると言っただろう。
美は母親と祖母が以のように話さないことを寂しがった。佐子は、仲が悪いから距を置くのではなく、また相を傷つけないよう約束を作っていると説した。
「約束があれば、また仲良くなれる?」
「仲良くなるかは分からない。でも、して話せるようにはなるかもしれない」
必ず元に戻るとは言わなかった。子どもに希望を与えるため、が望まない解を演じる必はなかった。
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