"夫の実家は空き家だった" 第11話
正反対のようで、私たちはともの目に縛られていたのだとう。
あの正。
夫の実だとっていたので、私は「そこは5から空きですよ」と言われた。
あのは、自分の結婚そのものが偽物だったようにじた。
けれど今なら分かる。
偽物だったのは、私たちの関係全部ではない。
裕介が自分を守るために作った、部分の嘘だった。
だからこそ、その嘘を壊したあとに何を作るかは、私たち自で決めることができた。
数か。
検診でもらったさな超音波写真を、私は族アルバムの番しいページへ挟んだ。
裕介が隣から覗き込む。
「まだ顔分からないね」
「当たりでしょ」
「どっちに似るかな」
「元気ならどっちでもいい」
私はそう言ってから、つ付けした。
「でも、どんな顔でも、最初からちゃんといって言ってあげようね」
裕介はし驚き、それから静かに頷いた。
「うん」
窓のでは夕が沈みかけていた。
リビングの棚には、太っただった頃の裕介と両親の写真、その隣には今の私たちの写真が並んでいる。
もう、どちらも隠す必はない。
私は裕介の肩へしだけ寄りかかった。
嘘のない族になることは、たぶん度決めれば終わることではない。
怖くなった。
格好悪い自分を見せたくなくなった。
また何度でも、正直になることを選び直す。
それが夫婦なのだとう。
裕介が私のを握った。
私は握り返した。
今度は、どちらも何も隠さなかった。
完
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