みかん小説
本棚
みかん小説 / 親子関係 / 葬儀代10万円を拒んだ叔父――17年後、空の封筒を持って私は戻った
葬儀代10万円を拒んだ叔父――17年後、空の封筒を持って私は戻った

葬儀代10万円を拒んだ叔父――17年後、空の封筒を持って私は戻った

悅子 完結 0

1996年、15歳の黒川大樹は、母の葬儀代10万円を借りるため叔父・健造の屋敷で土下座した。しかし健造は大樹を泥へ蹴り落とし、父方の親族も全員背を向ける。救ってくれたのは、貧しい隣人・佐藤正一が差し出した茶色い封筒だった。母の遺品から、健造による借金と不動産取得の記録を見つけた大樹は、証拠を抱えて町を離れる。17年後、上場企業の社長となった大樹のもとへ、75歳の佐藤に2000万円が請求されているとの知らせが届く。故郷へ戻った彼が目にしたのは、泥の中で叔父に踏みつけられる恩人の姿だった。

今すぐ読む

おすすめ作品