"「子供3人は全員連れてけ」と言った夫へ" 第4話
机を置く所
曜の夜、居の机で久保直子さんと画面をつないだ。背で希が楽譜をめくっている。納戸にいた頃なら、族の声が入るに戸を閉めていた。
「請求との照は、ここまで私が引き取ります。差額がただけ、覧にしてお渡ししますね」
久保さんが共した表には、確認の必な箇所だけがついていた。私は画面を拡し、取引先ごとの締めを確かめた。
「助かります。先方への確認と次資料の説は、私が担当します」
「税務の判断が入るものは、先へ回す、でいいですか」
「はい。そこは今まで通りです」
会社の副業届をし、オフィス岡野という号で始めた経理の仕事は、8かけて6社になった。岡野は私の旧姓だ。最初に声をかけてくれたのは、町を営む佐原さんだった。
あのは、段ボールに入った領収をえるところから始めた。今は部の入力サービスも使っている。それでも最の照を自分で抱え込み、夜が遅くなっていた。久保さんには、その部分をしずつ任せている。
打ちわせが終わると、優馬が台所から湯を入れたマグカップを持ってきた。
「今、もう終わり?」
「あと確認を1つ。それで終わる」
優馬は机の端にカップを置き、画面の隅に残った作業覧を見た。
「父さんから連絡来た。母さんが無理してないか、見ておけって」
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私は作業を保し、パソコンを閉じた。優馬は子を引いたが、まだ座らなかった。
「賃のこと、俺も気にはなってたんだ。別にこの部じゃなくても、勉はできるし」
「じゃあ、度ちゃんと見ようか」
私はしいの予算表をした。優馬がようやく腰をろしたので、数字が読める向きにを回した。
「賃と管理費が28万円。費も費も、今の塾代や学にかかる分も含めて、に52万円くらいを見てる」
優馬は表を指でたどった。
「のに入れてた34万より、いね」
「うん。賃だけ比べて、くなるとは考えてないよ」
私は別の欄を指した。税や仕事の経費、それに売りげががったの備えを分け、庭に使う枠を70万円にしてあった。
「毎残った分は、急な費と学の費用に回す。今ある貯の分け方は別に話しってるけど、それを全部使い切る計画にはしてない」
優馬が70万円のところへ目を戻した。
「母さんって、そんなに仕事してたんだ」
「でやりすぎたところもあった。だから、そこを変えてるの」
優馬はカップの取っを回した。
「俺、塾減らしてもいいよ。学の自習、使えるから」
「減らしたい理由があるなら聞く。でも、私を配して減らす必はないよ」
優馬は黙った。私は続けようとして、度やめた。しなさいと何度言っても、この子が見てきた8は消えない。
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「今週、何に仕事を終えたか、見てて。言うだけじゃなくて、変えるから」
優馬は私を見て、し笑った。
「それ、父さんに頼まれたのと逆じゃん」
「そうだね」
を片付けると、希が楽譜を持ってきた。聴いてほしい箇所があるという。録音を再した携帯に、優馬まで顔を寄せた。私は器を片付けにたず、そのまま緒に聴いた。
夜、也からメッセージが届いた。
『子供に配させるなよ。借があるなら、財産の話をするに全部せ』
私は浅井先へ転送し、回答に必な資料を揃えた。見せるべきものは、決めたで見せればいい。話で信じてもらうまで説し続ける必はなかった。
返信を終えたところへ、もう1通届いた。
『優馬のにも関わることだからな』
そのは、いつもの言い分だとっていた。
翌の昼休み、青葉の君島先から話があった。
「優馬君ののことで、確認させてください。お父様から、経済状況が変わったので志望を見直した方がいいのでは、とお話がありまして」
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