"24年育てた息子の結婚式に、私の席はなかった" 第13話
妻と母、2つの役目を終える
をてから、すべての続きを終えるまでには数ヶかかった。そのも私はスーパーへ通い、勤務表を見ながら、類を取りにくや相談するを決めた。
の売却代は3200万円で決まり、ローン1200万円と諸費用200万円を清算した。残る1800万円のうち、した900万円が私の座に入った。
入を確かめたあと、私は数字をもう1度読んだ。彦から支払われるのを、これから何も待ち続けなくてよくなった。ほかの預貯なども、確認した覧に沿って分けられた。
を引き渡すの確認には、彦も来ていた。具がなくなった居では、話す声がし響いた。夫は窓際にち、担当者が確認を終えるのを待っていた。
「これで気が済んだか」
私はバッグから鍵をした。く使った具の擦れた部分を、指でなぞった。
「決めたことが、終わっただけです」
彦は顔をそむけた。私は残していた鍵を返し、をた。もうここへ戻って洗濯物を取り込む予定も、夫の帰宅にわせて事を作る予定もなかった。
婚の条件は面にまとめ、双方が確認して届けた。受理されたことを確かめ、私は旧姓の川へ戻った。
優斗との縁は、それとは別に話をめた。息子から同の返事が届き、必な類をそれぞれ確認したうえで届けた。
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田弁護士から、受理を確認したと連絡を受けた、私は携帯を持ったまま、しばらく窓のを見ていた。
優斗が幼かった頃は、保護者の欄に私の名をくことをためらわなかった。今、その関係を終える類にも、自分ので名をいた。
賃貸の保証についても、終わったことを示す面が元に届いていた。優斗はそれまでの部を解約し、未払いがないことと退費用の清算を確認したうえで、契約を終えていた。貸主側から、私が負っていた保証の終も確認された。
その費用を私にて替えてほしいという連絡は来なかった。優斗はしい部を自分で探し、保証会社の審査を経て契約を済ませたと、報告してきた。
私は管理会社からの面を、縁の類とは別の封筒へ入れた。最初に変更を申し入れたに帳へいた項目へ、ようやく確認済みの印をつけた。
彩乃との結婚についても、優斗から報告があった。2で今の活や費用を話しい、相談先をそれぞれ持ったうえで、婚を選んだという。私はに入らず、報告を受け取ったことだけを返した。
彦からは、欠席の理由について訂正した文面も届いていた。優斗の希望で席しなかった私を、自分の判断で欠席したと説したこと。その説を確かめずに受け取ったたちへ、自分から訂正することが記されていた。
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どこまで実際に伝わったかは、美恵子からも確かめられた。
必な確認が済むたび、机のに積んだ封筒がしずつ減った。夫の返事を待つと、息子の都を待つで埋まっていた所へ、自分が選んだものを置けるようになった。
最に類箱を理した、優斗がさい頃に描いた私の絵がてきた。きな顔の横に、ぞろいな字で「おかあさん」といてある。
私はそのを処分する袋へは入れなかった。法な関係を終えたからといって、あのに絵をもらってうれしかった気持ちまで、なかったことにはならない。角が曲がらないようい台を添え、いを入れる箱へ移した。
その夜は、もう誰からも連絡が来なかった。私は机を拭き、文具で買った履歴を広げた。齢の欄に53歳とき、氏名には川恵子と記入した。
職歴を記すに、スーパーで担当してきた仕事を別のにきした。接客だけでなく、発注の確認、伝票の理、売の照もしてきた。庭の用事のに続けた仕事に、次の働き方につながるものがあるかもしれなかった。
私は求票を1枚、履歴の隣へ置いた。翌の休憩に問いわせる先は、息子の管理会社ではなく、自分が応募する会社だった。
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