"毎月20万円送っていたのに、82歳の母は皿を洗っていた" 第15話
弟は会社へかない
8、の修理に職たちが入った。根の傷んだ部分は専の業者が直し、古い配線とを持つコンセントは気事士が点検した。勝は見つけていた具を伝え、母は浴で実際にを伸ばして、すりの位置を確かめた。
健が卓もしくしようかと尋ねると、母は板をなでた。
「これはまだ使える。脚がぐらつかないようにしてくれたらいい」
子を引いて通の幅を測り、必なところから直していった。庭に届いたさな台付きのプランターは、母が歩く邪魔にならない所へ置いた。
職が帰った、勝は作業から翌の部品をろしていた。健は箱を運ぶのを伝いながら、グループの設備管理部で働く気はないかと尋ねた。
「勤務の相談もしやすいとう。収入も、今より定させられる」
勝は部品の番号を確かめてから、箱の蓋を閉めた。
「その話はありがたい。でも、俺は今の仕事を続けたい」
古い空調を直す業者が減り、勝を頼りにしている客がいるという。利益のきな仕事ばかりではないが、次も来てくれと言われることが、仕事を続ける理由になっていた。
「俺が欲しかったのは、転職先じゃなくて、母さんのことを相談できる相だよ」
健は持っていた箱をへ戻した。弟の仕事をらないまま、待遇の話をしていた。
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「そうだな。通院のを全部、おが空けなくていいようにしよう」
へ入ると、勝が領収とメモを卓へ並べた。母の活費を補った振り込み、通院の交通費、入院の自己負担など、元に記録が残っているて替えだった。以から母の計簿とも照らしていた分を、改めて確認する。
計は86万円になった。
「残っているのは、これだけだ。細かい買い物までは分からない」
「まず、このて替え分を返させてくれ。それで今までのことを済ませたつもりにはならない」
勝はしばらく細を見ていたが、やがて受け取ると言った。健は振込先を確認し、そので続きをした。勝の端末に入が表示されると、弟は額を見てから画面を閉じた。
「助かる。作業のタイヤ、替えたかったんだ」
今の予定は、母も交えて決めた。健が担当する通院を先に予定表へ入れ、変更が必なら本が母と勝へ連絡する。追加の費も勝だけで抱えず、必なに相談することになった。
「私に聞かずに、2だけで決めないでね」
母に言われ、健はきかけた予定を見せた。母は鏡をかけ、通院の帰りに寄りたいを付けした。
次の診察は、健が迎えにった。勝はその朝、これまで断っていた方の修理へかけていた。待では母が診察券をし、健は隣で順番を待った。
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帰りに頼まれていた洗剤を買い、まで送り届ける。
勝へ連絡すると、話の向こうで具の音がした。
『もう帰れた? 助かった。こっちは、あとしで終わる』
「夕飯のおかずも買ってある。急がなくていいよ」
話を切った、母が庭のねぎをし切ってきた。夕飯のややっこに載せるのだという。勝が急いで帰らなくても、台所の支度はんでいた。
その夜、健にの取引先から会議程の変更が届いた。現での事業協議が、次に母を病院へ送るとなっている。勝はすでに、そのに修理の予約を受けていた。
秘から、族への連絡も配しましょうかと確認が入った。
健は予定表の「母・通院」を見た。しなら、空いている誰かを探すよう頼んでいたはずだった。
「先に、僕から話する。返事はそれからにしてほしい」
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