"妊娠8か月の私に28人分のおせちを作らせた義母" 第4話
私の写真も経歴も、夫なら簡単に渡せる。
い返せば、妊娠をに退職したあと、康平は何度か「で料理の仕事をすればいい」と言っていた。私は産の体調も分からないため急いで決めたくないと答えたが、彼は梨と組めば宣伝を任せられると提案したことがある。私が断ると、それ以は言わなかった。
もしかすると夫は、私を休ませるための注文を用する方で、妹の計画にも同していたのではないか。最初だけ族分を作らせ、評判がよければ事業へ参加させる。私が慎すぎるから、先にを作っておくつもりだったのかもしれない。
奈津美は運転しながら、「康平さん本に聞くまで決めつけないほうがいい」と言った。姉は夫をかばったのではない。今ある事実と推測を分けなければ、義母たちと同じやり方になると注したのだ。
午2半、康平から話が来た。波のい所らしく音が途切れ、私は病院へったことだけ先に伝えた。康平はらかに揺し、現責任者へ相談して帰れるか確認すると言った。
「料理の注文をキャンセルした?」
「してない。キャンセルされたのか?」
「梨さんの座へ返された。私の写真を使った予約案内もている」
康平は数秒黙った。私はその沈黙を肯定と受け取りかけたが、彼は「写真のことは当たりがある」
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と言った。11、千鶴子から、親戚だけで見る族アルバムへ私の仕事姿を載せたいと頼まれ、社内報を渡したという。
「梨の事業は断ったはずだ。優奈が参加しないなら、俺もはさないと伝えた」
「では、創業計画にあなたの資100万円といてあるのは?」
「らない」
声の調子だけで真偽は判断できなかった。私は診断、注文表、創業計画、予約広告を撮してあると伝え、義母へ直接話するにすべて保してほしいと頼んだ。康平は分かったと答えた。
30分、夫から《今夜の保守作業が止になった。最終の幹線で戻る》とメッセージが届いた。で列が止まれば帰れない能性もある。それでも私はしし、その自分に腹がった。夫が来なければ自分を守れないわけではないはずだった。
奈津美ので横になっていると、注文者から次々に連絡が来た。先ほどの女性が予約グループへ私の説を共したらしい。返を求める、親戚同士だからそのままでよいと言う、私が途まで作ったなら問題ないと考える。反応は様ではなかった。
私は全員へ個別に弁せず、《私は販売へ同しておらず、現は調理に関与していません。品の内容について責任ある説ができないため、提供者へ直接確認してください》という同じ文章だけを送った。
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を加えれば、妊婦と義妹の喧嘩として消費される気がした。
午5、梨から話が来た。客がキャンセルを始め、完成した料理が余っていると泣きながら訴えた。すでに材料費で20万円以使い、返すれば赤字になるという。
「SNSへ訂正をし、私の名と写真を削除してください。それから、受け取った代は返してください」
「お姉さんが族分まで作ってから逃げたんでしょう。途で投げたのはお姉さんじゃない」
「私は最初から6分しか引き受けていません」
「兄さんだってってたよ。母さんが話で話してたもの」
梨の声のろで、千鶴子が何かを止める声がした。私は録音していることを告げず、いつ、何を話したのか尋ねた。
「12の初め。兄さんは“優奈が納得するなら好きにしろ”って言った。だから母さんが納得させたのよ」
夫の言葉は、承にも拒否にも利用できる曖昧さだった。康平は母が私へ正確に説し、私が選ぶとっていたのか。それとも反対されると分かり、説得を母へ委ねたのか。帰宅した夫に確認しなければならない問題が増えた。
その、注文者のから写真が届いた。午4に受け取った箱の裏面で、《製造者 梨のキッチン》《品責任者 真鍋優奈》というラベルが貼られている。
営業許番号の欄にも数字があった。
それは私が以勤めていたホテルの許番号だった。
義母たちは、私の名だけでなく、無関係な施設の番号まで使って商品を配り始めていた。
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