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"退職金を狙った息子夫婦と、亡夫の最後の記録" 第5話

信の座から先のは、債権者へ全額渡っていなかった。紗が旧塾の破産資料と照すると、万千円のうち万円だけが返済へ回り、残り万千円は毎同じに健太の個座へ送られていた。

で百万円を超える。健太は義父を助ける息子を演じながら、父母の貸収入から自分の取り分を抜いていた。信には続管理費だと説し、昭夫には債務返済額の部だとわせていたらしい。

久美子は健太へすぐ証拠を見せなかった。自分がっている範囲をかせば、残りの記録を消される能性がある。病院でインシデントを調べると同じように、誰が、いつ、何を確認したかを表へまとめた。

健太は送止から、理とともに母のへ来た。は千百万円を諦めたわけではなく、まず百万円だけでも美の座へ移せと求した。久美子が本の志望を確認したと伝えると、理は娘を勝に呼びしたとった。

「親には教育方針を決める権利があります。お義母さんはおだけせばいいんです」

久美子は録音を机へ置き、今の言葉をもう度言えるか尋ねた。理は黙り、健太が代わりに、母は退職で判断力が落ちていると言いした。を管理できないなら、族信託か成見を考えるべきだという。

久美子は、投薬量や患者の状態を確認し、定には病棟主任を務めた。退職から週で判断力が失われる理由はない。それでも健太は、母が弁護士に洗脳されていると親戚へ連絡し始めた。

久美子は自分から認能検査を受け、問題なしとの診断を取得した。にも、族から自然な照会があれば本確認を徹底するよう届けた。

ところが担当者は、健太がすでに度来していたとかした。彼は久美子の代理を名乗り、退職座の残証を求めていた。持参した委任状には、久美子によく似た署名があった。

退職祝いの席で断られるから、健太は母のをかす準備をしていた。

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