みかん小説
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"退職金を狙った息子夫婦と、亡夫の最後の記録" 第6話

は本確認の致で証を交付していなかった。だが偽造された委任状は保管され、防犯映像にも健太が映っていた。久美子は被害届を急がず、まず弁護士を通じて原本保全を求めた。

健太は「母に頼まれていただけ」と弁解した。以、税の証を取るため署名を代したことがあり、今回も同じだとったという。しかし委任状の付は退職祝いので、久美子はそのをらない。

理は初めて夫のに戸惑った。自分は族で相談済みだと聞かされ、千百万円の振込用を準備しただけだと主張した。久美子は彼女を無関係とは考えなかった。本のを確認せず、親戚を集め、娘を利用して圧力をかけたのは理自である。

方、健太が毎万千円を受け取っていた事実は、理も信もらなかった。久美子が通帳の写しを見せると、理は夫へ話をかけたがつながらない。父の借へ全額使っていると説されていたのだ。

健太はその夜から自宅へ帰らなくなった。会社にも休暇をし、連絡は代理を通すと言ってきた。翌朝、昭夫の斎からパソコン本体と類箱が消えていた。健太は鍵を持っていた。

玄関のカメラには、夜につの箱を運びす姿が残っている。久美子は警察へ相談し、鍵を交換した。

夫の遺品だから息子にも権利があるという言い分は通らなかった。貸と財の相続は久美子で、類には個報も含まれる。

、健太のが信の旧塾倉庫で見つかった。箱のつは焼却炉の脇に置かれていたが、はまだ燃やされていない。警察ち会いで確認すると、昭夫の入院帳、送控え、そして《健太へ渡してはいけない》とかれた貸庫の鍵がてきた。

所録の赤字は、送の秘密ではなかった。この鍵のを息子にらせるな、というだった。

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