みかん小説
本棚

"退職金を狙った息子夫婦と、亡夫の最後の記録" 第10話

健太は母の措置を《絶縁宣言》と受け取った。久美子のへ来て、父の遺産には自分の取り分があると主張した。公正証遺言があっても遺留分を請求する権利はある。その点だけは違っていなかった。

久美子は権利まで否定せず、弁護士を通して適正額を計算すると答えた。ただし正に得た、貸の架空修繕費、持ちした類による損害は別に精算する。健太が受け取れる額より、返還すべき額のほうがきい能性があった。

「親子なのに、借みたいに計算するのか」

「親子だから計算しなかった結果が、今でしょう」

健太は父のを見せろと迫った。久美子は原本を渡さず、代理ち会いで閲覧させた。昭夫が《健太を信じたいが、を任せてはいけない》といた部分を読み、彼はしばらくかなかった。

その、健太は父が病気で正常な判断を失っていたと主張し始めた。自分に利な遺言とを無効にするためだった。しかし同期の教育援助署名は効だと主張している。同じ父親の判断能力を、都にわせて使い分けていた。

病院記録には、昭夫が確認できる帯と投薬状況が残っていた。遺言作成には公証と医師が確認し、質問にも正確に答えている。方、健太が差し替え文へ署名ページを使った、昭夫本はち会っていない。

紗は証拠を理し、民事請求と刑事相談を分けてめた。久美子は息子を刑務所へ入れたいわけではない。しかし望む処分と、起きた為を記録することは別だ。親だから届けないという選択をすれば、や信まで巻き込んだ偽造を無かったことにしてしまう。

久美子は委任状について正式に被害を申告した。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: