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"退職金を狙った息子夫婦と、亡夫の最後の記録" 第12話

信の債務理が始まり、万千円の送が正式な返済契約ではなかったことが確認された。昭夫名義の援助文を根拠に任で受け取っていただけで、久美子に支払い義務はない。過払い分のうち、健太へ戻った万千円と使途分について返還協議が始まった。

信は、娘夫婦から昭夫が全債務を引き受けたと聞かされていたと主張した。しかし座から健太へを返していた以、単なる被害者ではない。彼もまた、久美子へ確認せず、都のよい説を信じることを選んだ。

親戚を交えた協議の、健太は母が族全員を敵に回したと言った。久美子は壁に送表を貼り、誰が誰へ何を説したかをつずつ確認した。

理には、万千円すべてを父の債務へ払ったと説。信には、昭夫夫妻が承していると説。昭夫には、百万円の教育援助だと説。久美子には、送自体を隠した。美には、祖母が払わなければ学できないと説していた。

同じについて、全員が違う話を聞かされていた。

久美子は健太の万千円入記録、委任状、防犯映像、差し替え文を机へ置いた。理は夫の通帳を初めて見て、父の借に全部使ったという話が嘘だったとった。信も、自分への返済額を減らしながら健太が管理料を取っていたことを認めざるを得なかった。

「母さんがを止めたから、全部壊れたんだ」

健太が言うと、久美子は首を振った。

「止めたから見えたの。壊れていたのに、私のおで形だけ保っていたのよ」

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