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"退職金を狙った息子夫婦と、亡夫の最後の記録" 第15話

、美は護系の学を目指すと決めた。久美子と同じだからではなく、臨検査と護の実習を見学し、自分で選んだ結果だった。教育信託から受験料を支払う際、久美子は本に細を見せた。

「おじいちゃんのおだから、言われた学へかなきゃいけない?」

「これはを買うおじゃない。あなたが選んだで困らないためのおよ」

美は頷き、余ったは次のの奨学にしてほしいと言った。久美子は今決めなくてよいと答えた。歳のにからを決められた孫へ、善の使いまで急いで決めさせたくなかった。

健太は会社へ復帰し、借の返済を続けていた。理との別居も解消したが、計はそれぞれが確認できる形へ変えたという。が改善したかどうかを、久美子はすぐ信用しなかった。約束ではなく、続いたを見ることにした。

ある、信が病気になり、理から百万円を貸してほしいと連絡が来た。治療費ではなく、債務理の活費だった。久美子は返済計画との支援制度を尋ねたが、理は「族なのに類が必ですか」と満を示した。

「必です。“族だから”は返済計画の代わりになりません」

久美子は貸さなかった。代わりに公相談窓の連絡先を送った。助ける方法は、自分が財布をくことだけではない。

その夜、健太から《母さんは変わった》とメッセージが来た。久美子は《変わったのではなく、確認するようになっただけです》と返信した。

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