みかん小説
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"息子が私を認知症にした日" 第4話

止めたもの、止めなかったもの

私は翌朝、取引へった。

窓で騒がず、予約していた個で代理カードと振込登録の確認をした。夫が倒れた頃、直へ渡した活費用座の代理カードが、まだ効だった。

過で、私がらない引きしが毎万円。計百万円。摘のない振込先には直の会社名があった。

「今すぐ全部返せ」と話すれば、彼は会社の替だと言い張るだろう。私はカードの利用止とネット取引の変更だけをい、取引履歴を分請求した。

次に、私が代わりに払っていたものを理した。

駅のの気・は居者契約へ変更する通を送る。真理のの任保険、美咲のスマートフォン、直の会社倉庫の保証料は次回更をしない。ただし美咲の受験料との授業料は、学へ直接払う。

復讐ではない。誰の活費を誰が負担しているのか、見える形へ戻すだけだった。

夕方、直が鳴り込んできた。

「会社の座が落ちなかった! 母さん、取引先へ迷惑をかける気か」

「私の座から会社の支払いをするほうが、おかしいでしょう」

「父さんがきていた頃から、族のはつだった」

「では帳簿を見せて。何に使ったか確認するわ」

直は瞬黙り、すぐ声をげた。

「認症のに帳簿を見せる会社があるか!」

私は玄関をけたままにした。向かいの佐野さんが庭へている。直も気づき、声を落とした。

「母さんがこんなだとわなかった」

「私もよ」

夜、織から返信が来た。

《、会う。兄には言わないで》

指定されたのは、父の墓がある寺の駐だった。

同じ頃、美咲から写真が届いた。父親の机で見つけた教育ローンの申込だった。

債務者欄には美咲ではなく直の名がある。しかし資用途は学費用ではない。

《恵美子所宅・改修事負担》

私のを担保にできる、とへ説した形跡があった。

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