"赤ちゃんの声が聞こえる姪が、夫の嘘を見抜いた日" 第9話
全部失った元夫
婚してしばらくすると、徹に関する話がしずつへ入るようになった。
私は自分から調べることはしなかった。
りたいともわなかった。
ただ義両親や元同僚から、々断片に聞こえてきた。
徹は婚、例の女性のところへったらしい。
私と別れれば緒になれる。
以からそう話していたのだから、本にとっては望んだ結果だったのかもしれない。
しかし。
現実はい通りにはならなかった。
借は消えない。
への未払いもある。
婚に伴う支払いも増えた。
女性との関係も次第に悪化した。
そしてある、女性は徹の元かられた。
理由まではらない。
ただ、徹には借だけが残った。
それでも徹は活を改めなかった。
会社でも銭面のトラブルが起きたと聞いた。
経費の扱いに自然な点が見つかり、社内調査を受けた。
最終には会社へ返し、職も失ったという。
元同僚が私へ話してきた。
「亜鳥、丈夫か?」
「私は丈夫」
「本当に?」
「うん」
し迷ったあと、そのは言った。
「徹さ、昔はこんな奴じゃなかったとうんだけどな」
私もそうう。
だから結婚した。
最初からすべて嘘だったとはいたくない。
けれど。
「昔どうだったか」だけで、は今の危険をし続けることはできない。
私はそれを学んだ。
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