みかん小説
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"祖父の土地を勝手に道路にされたので、自販機を置いた" 第16話

司法の断罪と残された債務

〇、。 横浜方裁判所、第〇号法廷。

執猶予のない実刑判決を言い渡された川端武郎は、被告席で力なく項垂れていた。 懲役。実刑。 控訴は棄却され、刑は確定した。

だが、彼を待ち受けていた本当の獄は、刑務所の鉄格子のにあった。 倒産した川端都発の連帯保証として、武郎個には億円に及ぶ求償債権がのしかかっていた。 自己破産を申してたものの、悪質な正為と詐欺図に基づく債務であると認定され、免責許の決定がされたのだ。

をかけてもミリも返せない、文学な数字の鎖。 所したところで、彼の名義で座を作ることも、まともな企業に就職することも永に許されない。

方、S駅の現では、解体事が着々とんでいた。 巨なクレーンが階から順にコンクリートを削り落とし、空を塞いでいた巨塔は、を追うごとにそのさを減らしていった。

そして、その解体事の現事務所の。 祖父の原番の敷には、かつて置かれていたあの台の自販の代わりに、真しい製の頑丈な板がてられていた。

【私につき関係者以の入禁止】 【ただし、隣民の常の通、ならびに犬の散歩はご自由にどうぞ】 【所者:宇都宮武】

祖父の跡をそのまま彫り込んだ板。 そこには、のを力づくで奪おうとする者に対する峻烈な拒絶と、こので共にきてきた々への温かな慈しみが、堂々と刻まれていた。

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