みかん小説
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"正月に八人で来る嫁へ、家は売りました" 第18話

残された者たちの清算

がけての旬。 常が戻り始めた居のポストに、通の現留と、丁寧なが届いた。 差は、妹夫婦の野健・美連名だった。

便箋には、ページにわたって、これまでの無礼と勘違いに対するからの謝罪が綴られていた。 そして、同封されていたのは、過、私が湊君と杏ちゃんに渡してしまったお玉の全額――万円の返だった。 『川さんの尊いお気持ちを、姉の借の利息として受け取ってしまっていたこと、恥ずかしくて顔からがるいです。どうかこれをお納めいただき、お許しください』 の末尾には、湊君と杏ちゃんがクレヨンで描いた、「おばあちゃん、ありがとう」という拙い似顔絵が添えられていた。 私はその万円を仏壇の夫の写真のに供え、静かにをわせた。 誠を持って謝罪し、筋を通すたちとは、いつかまたどこかで笑って会えるが来るかもしれない。

方、息子の直には、過酷な現実が容赦なくりかかっていた。 直からに度かかってくる話で、そのの様子がしずつ伝わってきた。

「母さん……彩佳、ドラッグストアのパートを週に増やしたよ。夕方からは物流倉庫のピッキングのバイトも掛け持ちし始めた」 受話器の向こうの直の声は、疲れ果てていたが、以のような軽さは消え失せていた。

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「俺も、遣いを万千円に減らして、会社の営業当と残業代を全部返済に回してる。健さんとは公正証を結んで、毎万円ずつ返していくことになったよ。完済まで半かかる計算だ」

かつて「見栄を張りたい」「お姉ちゃんらしい顔がしたい」と嘯いていた彩佳さんは、今やのように働いて借を返す々を送っているという。 自だった最式のシステムキッチンで、夜遅くにスーパーの見切り品の納豆ご飯をですする彩佳さんの姿が目に浮かんだ。 だが、それはのを搾取し、嘘で塗り固めた見栄を張り続けたが、当然支払うべき代償だった。

「リクがさ、からの学の部活、サッカー部に入るって張り切ってるよ。制の採寸も終わった」 直がしだけるい声をした。 「そう。休みに、リクと緒に遊びにいらっしゃい。入学祝いの万円は、ちゃんと用してあるから」 「ありがとう、母さん……本当に、ごめんな」「

話を切った、私は帳に予定をき込んだ。 息子を完全に切り捨てるつもりはない。 だが、彼らが自らの過ちを清算し、の自したとしてち直るまでは、私は歩も境界線を緩めるつもりはなかった。

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