みかん小説
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"初孫の誕生日に締め出された私、翌朝すべての援助をやめた" 第13話

辺のカフェ

両親がをてから、かほどが過ぎた。健は、週末のを使って、父が昔好きだった辺の町を探すようになった。鎌倉、茅ヶ崎、その先の町。父が若い頃に話していた名をいしながら、駅の産や、古いにも尋ねた。

もちろん、がかりはほとんどなかった。親戚も所のも、両親の居所を教えてくれない。健は、見つけたとしても、が会ってくれるとはっていなかった。それでも、度だけ謝りたいとっていた。

ある、仕事で沿いの町を訪れた。取引先との打ちわせが終わり、担当者にくのカフェを紹介された。窓際の席に案内され、健は何気なくを眺めた。

その、の奥にいるの姿が目に入った。

父と母だった。

は向かいって座り、コーヒーをみながら笑っていた。母は、健のっている母の顔をしていた。けれど、そこには、息子夫婦ので忙しそうにいていたには見たことのない、ゆったりとした表があった。

「母さん……」

健は、わずちがった。子がをこすり、のがこちらを見た。そんなことは気にならなかった。

両親も、健に気づいた。驚いた様子はあったが、慌ててちがることはなかった。父がコーヒーカップを置いた。

「久しぶりだな」

その言で、健は何も言えなくなった。

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探していた。会いたいとっていた。謝らなければともっていた。なのに、目のにがいると、言葉がてこなかった。

「どうして、何も言わずにいなくなったんだよ」

ようやくた言葉は、それだった。

父は、しだけ眉をげた。

「言ったところで、おは聞いたか?」

健は、答えられなかった。

母は、の方へ目を向けていた。りも憎しみも見えない。その穏やかさが、健にはかえって苦しかった。母がってくれた方が、まだ何か言い返せたかもしれない。

「母さん、父さん。俺、ずっと探してたんだ」

「そう」

母はく返した。

「本当に悪かった。誕会のことも、そののことも。何も分かってなかった。母さんたちがやってくれるのを当たりだとってた」

健の声は震えていた。

「もう度、族としてやり直せないかな。帰ってきてほしい」

母は、すぐには答えなかった。窓のでは、波が静かに寄せては返している。父も何も言わず、母の返事を待っていた。

健は、母が頷いてくれることを期待していた。謝れば、許してもらえる。そうでなくても、もう度会いに来ることを認めてもらえる。そんな考えが、のどこかに残っていた。

母は、ゆっくりとこちらを向いた。

「話してくれてありがとう」

その言葉に、健の表がわずかにるくなった。だが、次に続いた言葉で、彼の顔は固まった。

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