"病院に現れなかった母" 第2話
永真子さんは、失踪当35歳の専業主婦だった。
は152cm、体は45kgほど。痩せ形で、髪は肩よりしく、毛先に丸みのある然パーマだった。髪はろで束ねていたとされている。声のトーンはめで、齢より若く見られることもあったという。
失踪当の装は、黒っぽいTシャツに、ベージュにい茶の7分丈のパンツだった。特別な着ではなく、普段通りの装いだった。
先が荒れやすかったため、指輪はしていなかった。
真子さんは、結婚以来、庭をに暮らしていた。夫は、彼女について「ごく普通の、子供たちばかりを見て活している専業主婦」と語っている。
族や友の証言でも、真子さんは子煩悩で、何よりも子供と庭を優先する物だったとされている。
夫は自のブログで、真子さんの性格についても触れていた。
学、学、、そして就職先も別府内で、自分1で県へくことは基本になかった。族でかけるも、県の般での運転は極力避けるほどだったという。
夫はこう記している。
「慎な性格で、を叩いても渡るのを躊躇するくらいですから、派ななどをしているとは考えづらいです」
その慎さは、だけではなかった。
宅でも戸締まりを欠かさない。
にいるでさえ鍵を閉める。
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その習慣を族はよくっていた。
だからこそ、玄関が無施錠だったことは、族にとって最もい違の1つとなった。
さらに、失踪直には子供の事や親戚の結婚式なども控えていたとされる。真子さんが楽しみにしていた予定もあった。
族を切にし、子供たちの活をにき、直まで普段と変わらない毎を送っていた女性。
その物像は、自分ので突然をたという見方と、どうしても噛みわなかった。
真子さんの自宅には、活の痕跡が残されていた。
そして同に、説のつかない空も残されていた。
夫が確認したところ、真子さんが普段よく使っていたバッグや財布、モノトーンのポーチがなくなっていた。そのバッグのには、健康保険証やクレジットカードも入っていたとされる。
保険証がなくなっていたことから、体調良で病院に向かった能性も考えられた。
しかし、失踪に真子さんが病院を受診した記録は確認されていない。
クレジットカードも使われた形跡はなかった。
財布やカードを持っていたとしても、それがそのの活に使われた様子は見えてこなかった。
さらに自然だったのは、なくなっていた用品だった。
い枕。
女がタオルケット代わりに使っていたアニメキャラクターのバスタオル。
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真子さんが普段よく履いていたビーチサンダル。
のに必な物とは言いにくいものばかりだった。
特に、女が使っていたバスタオルをなぜ持ちしたのかは分からない。計画なであれば、着替えや化粧品、活用品をそろえる方が自然にえる。
しかし、類や化粧品などを持ちした形跡は乏しかった。
その方で、携帯話は自宅に残されていた。
真子さんは女に、に話するよう伝えていた。娘からの連絡を待つはずの携帯話を、布団のそばに置いたままへる。
それもまた、自然だった。
の鍵もなくなっていた。
ところが、本体は自宅に残されていた。
が欠かせない柄で、に必なを置いたまま、なぜの鍵だけが消えたのか。
この点も、きな謎として残った。
スーパーで購入したお茶についても、報にはい違いがある。
報では、蔵庫にみかけのペットボトルが残されていたとする報がある。方で、夫側の公報では、未封のままバッグに入っていたとも受け取れる記述があった。
もしみかけのお茶が蔵庫にあったなら、真子さんは帰宅、常の作をした能性がある。
もし未封のままだったなら、帰宅してもなく何かが起きた能性もてくる。
から消えた物は、とも事件とも断定しにくいものだった。
だからこそ、失踪の解さはさらにまっていった。
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