"中卒嫁の逆転婚礼" 第6話
私は瞬言葉に詰まった。
美悟に肘で軽く促され、しぶしぶ頷いた。
「うん。でも、結婚にを差したくなくて黙ってた」
奈々ちゃんの表が、静かに変わった。
「気づかなかった。慎吾さんがこんなだったなんて」
慎吾さんは慌てて言った。
「俺は奈々のためをって……」
「私のため?」
奈々ちゃんは首をかしげた。
「私は、お姉ちゃんを馬鹿にするようなと緒にはなれないけど」
「絶対に悔するぞ」
「しない」
「おは俺が好きじゃないのか?」
「好きだったよ。でもめちゃった。100の恋もめるって、こういうことなんだろうね」
慎吾さんはきなショックを受けているようだった。
まさか奈々ちゃんからを尽かされるとはっていなかったのだろう。
やけになった慎吾さんは、今度は別の問題を持ちした。
「そうかよ。好きにしろ。でもな、キャンセル料はどうする気だ?今から式をやめたら全部無駄になる。招待客だってもう来始めてるんだぞ。それに結婚して数で婚なんて、籍も汚れるな。かわいそうに」
その言葉に、私は眉をひそめた。
式当のキャンセルとなれば、費用は相当なものになるだろう。ゲストもすでに集まり始めている。
しかし、その、私はあることをいした。
「あ、ちょっと待って。奈々ちゃん、1つだけ確認させて」
奈々ちゃんがこちらを見た。
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「何?」
「籍、本当に入れた?」
私の言葉に、奈々ちゃんはしだけ元を緩めた。
「実は、まだなの」
「え?」
私以の全員が驚いた。
無理もない。
2は数、慎吾さんの誕に入籍する予定だと話していた。族も当然、もう婚姻届をしたものだとっていた。
美悟が尋ねた。
「どういうことだ?」
奈々ちゃんはし困ったように笑った。
「お姉ちゃんには言ってたんだけどね。入籍予定だった、慎吾さんに急な仕事が入って、私1で役所に類を持ってったの。でも途でにられて、類がびしょびしょになって、端の方が破けちゃって。提できなくて、そのまま帰ったのよ」
慎吾さんが声を荒げた。
「そんなのらなかったぞ。なんで言わなかったんだ」
「婚姻届が濡れて破けるって、なんか吉でしょう?結婚式だから言いづらかったの」
奈々ちゃんがそう言うと、お義父さんがぽつりと言った。
「破談になるのが分かっていて、破けたのかもな」
その言葉に、私たち族はわず吹きしてしまった。
私はスピリチュアルなことをく信じる方ではない。
けれど、この偶然だけは信じてもいいかもしれないとった。
「ということは、奈々ちゃんと慎吾さんは、まだ法律はなのよね」
私が言うと、慎吾さんは悔しそうに唇を噛んだ。
「で、キャンセル料はどうするんだよ。
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奈々、考え直せって。本当に破談でいいのか。撤回するなら今だぞ」
奈々ちゃんの表がし曇った。
破談でいいとっていても、キャンセル料は簡単に払える額ではない。
その空気をじ取り、私は慎吾さんに向かって微笑んだ。
「どうして奈々ちゃんにキャンセル料をどうするんだなんて聞いているの?」
慎吾さんが睨むように私を見た。
「当たりだろ」
「当たりではないでしょう」
私はゆっくりと言った。
「あなた方が最初に言ったのよ。学歴のないが親族として並ぶと困る。卒を親族に入れることは品位に関わる。逆らうなら破談だ、と」
慎吾さんの父母の顔が、瞬で変わった。
「つまり、これはあなたたちの希望で破談になっているのよね」
部の空気がたく張り詰めた。
のいいたちなのだから、自分たちの言葉の危うさに気づいたのだろう。
私はさらに続けた。
「奈々ちゃん自に直接関係のないことで圧をかけ、式当に婦側の族を追いそうとした。もしこれが裁判になったら、どちらが利になるか分かりますよね」
慎吾さんのお父さんは、をきかけて、何も言えなくなった。
私は静かに見返した。
「学歴があっても、常識はにつかなかったんですね」
その言葉に、控はしんと静まり返った。
結局、そので式スタッフに事を説し、式は止となった。
ゲストには、急な事により式が取りやめになったと伝えられた。控のではスタッフが慌ただしくき、招待客たちは戸惑いながらも帰っていった。
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