みかん小説
本棚

"食卓追放の1億3000万" 第9話

私は今、誰よりも自由です。

広いキッチンで分料理ができます。

私の料理を楽しみにしてくれる徒たちがいます。

義姉や所のたちの温かい支えがあります。

そして何より、自分自を軽んじなくなりました。

息子の匠たちがそのどうなったのか、詳しくろうとはいません。

放すことになったと聞いても、真美さんが謝罪してきても、もう私のは昔のようには揺れませんでした。

彼らが選んだ結果です。

私を族の卓からし、施設に入れ、財産を奪おうとした。

その報いを受けるのは当然のことです。

因果応報。

この言葉のを、私も息子族も、それぞれのく理解することになりました。

けれど私は、悔していません。

むしろ、あの来事があったからこそ、本当の幸せを見つけることができました。

翌朝も、私はく起きました。

キッチンにち、窓をけると、涼しいが入ってきました。作業台のに材料を並べ、包丁をに取ります。刃がまな板に触れる音が、静かな朝に響きました。

徒たちの笑顔が待っています。

私の料理で、誰かが幸せになってくれる。

それが今の私のきがいです。

お荷物だと言われた私は、今、誰よりも自分のきています。

料理へのを失わず、しいを切りいています。

を軽んじた者には、必ず報いが来る。

逆に、自分の価値を信じてがった者には、いがけない未来が待っている。

私、佐々子の第2のは、まだ始まったばかりです。

これからもおいしい料理とともに、たくさんの笑顔を作っていきたい。

そういながら、私は鍋にを入れました。

い湯気がり、朝のでゆっくり広がっていきました。

それは、私が取り戻したの匂いでした。

― 完 ―

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: