"部外者会長の逆襲" 第8話
申請されたクライアント担当者が。
実際には同席していなかったことだった。
内部調査委員会がちがった。
今度は私と航平の訴えだけではない。
報漏えい。
自然な注。
経費処理。
すべてが調査対象になった。
獅倉は最初、私たちが個なみから話をきくしたと主張したらしい。しかし、データはを持たない。
アクセス履歴。
送信記録。
経費精算。
制作会社への発注率。
獅倉が課に就いてから、その社への発注額だけが倍以に増えていた。
さらに。
制作会社の営業責任者が。
獅倉の学代の友だった。
それ自体は違法でも正でもない。
問題は。
数社から見積もりを取ったように見せながら。
実際には事に発注先を決めていた案件がてきたことだった。
「競見積もりの数字、から作られてますね」
報システム部がファイル履歴を確認した。
「発注決定の付で作成されています」
つまり。
形だけ相見積もりを取ったように見せ。
友の会社へ仕事を流していた。
その見返り。
そこまで調べるには。
がかかった。
数週。
事から。
再び会議へ呼ばれた。
そこには。
役員。
事。
法務。
そして。
顔の悪い獅倉と戸塚。
役員がをいた。
「調査結果を説する」
まず。
私への継続な業務偏。
適切発言。
成果の当な帰属変更。
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会での排除。
これらは。
複数社員の証言と記録から。
ほぼ事実と認定された。
驚いたのは。
証言者がかったことだった。
会で。
誰も助けてくれなかった。
そうっていた。
でも。
あので黙っていたたちが。
になって。
事へ話していた。
「止められなくて申し訳なかった」
匿名の証言に。
そういたもいた。
胸の奥に。
く残っていたものが。
しだけほどけた。
次に。
戸塚。
彼女は。
獅倉の指示による適切なアカウント共を認めた。
私への嫌がらせについても。
「課に気に入られたかった」
と認めた。
ただし。
部へのデータ送信については。
彼女自がった証拠はない。
獅倉が。
戸塚のアカウントを利用していた。
「私はらなかったんです」
戸塚が言った。
涙が頬を流れた。
「そんなきなことになるなんて」
私は彼女を見た。
「らなかったことと、やったことは別だとう」
戸塚が顔をげた。
「私に仕事を押し付けて笑ったことも?」
「……」
「私の話し方を真似して笑ったことも、課が成果をあなたの名にしたに否定しなかったことも、全部らなかった?」
戸塚は答えられなかった。
私は責め続けなかった。
それ以言う必もなかった。
次に。
獅倉の経費。
友企業への発注。
調査は。
像以にんでいた。
獅倉は。
制作会社から直接現を受け取ってはいなかった。
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代わりに。
旅。
。
額なゴルフ会員権の利用。
そうした利益供与を受けていた。
そして。
競社から得た能性のある資料を使って。
提案の勝率をげ。
自分の成果として社内評価をめていた。
「違います!」
獅倉が初めて声をげた。
「業界じゃ報交換なんて普通です!」
役員が静かに言った。
「顧客の未公報まで?」
「それは……」
「部のアカウントを使って?」
「戸塚が勝に」
「メッセージが残っている」
獅倉は黙った。
それでも。
最の抵抗をした。
「そもそも井だって、自分が取引先の会だって隠してたじゃないですか!」
会議の全員が。
私を見る。
私は答えた。
「隠してはいません。会社へ正式に届けています」
事担当が頷いた。
「入社から更のたびに申請されています。利益相反がじる案件についても本から申告があり、今回の代理選定からはれています」
獅倉の言葉が止まった。
役員がく息を吐く。
「それに」
い声だった。
「井さんが会でなければ、おの為が許されるわけでもない」
その言で。
私は会翌の獅倉をいした。
――会だとはらなかった。
結局。
彼は最まで。
相ので態度を変えるだった。
部なら雑に扱う。
でも気に入れば守る。
顧客ならをげる。
それが。
彼のすべてだった。
調査結果がたあと、戸塚から度だけ話したいと言われた。
会社くの喫茶。
彼女は以のような華やかなではなく、なニットを着ていた。
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